今から50年前の、1971年に公開された映画「黒いジャガー」の、テーマ曲です。
映画は、オール黒人キャスト&スタッフが特徴で、’60~’70年代に多数作られた黒人を肯定して、黒人の顧客層に向けた映画、ブラック・パワー・ムービーの代表作で、黒人探偵シャフトが、大活躍するものです。
テーマ曲は、ディープ・ソウル(サザン・ソウルとも呼ばれた)の中心的アーティスト、アイザック・ヘイズが作曲して、全米1位を、獲得しました。 ディープ・ソウルとは、ソウルの中でも、ブルースやゴスペルに影響受けたジャンルのことです。 この曲では、平均的なソウルのバックバンドの編成(ギター、ベース、キーボード、ドラムス、コーラス、ホーン隊、ストリングス)を使って、シンプルなリフを組み合わせ、シャープでスリリングなサウンドを、作り上げています。 インスト系のミュージシャンが、好んでカバーしてるので、たくさんのバージョンが存在します。 今回は、その中の原曲を含む4つを、紹介します。
まずは、原曲^^b
ヘンリー・マンシーニ・バージョンです。 かなり、原曲に忠実にカバーしてますが、シャープさより、重厚感が増してます。
吹奏楽の市販楽譜、ニューサウンズインブラスの、模範演奏です。 原曲だけでなく、ヘンリー・マンシーニやメイナード・ファーガソン・バージョンなども、参考にしているようです。 ただ、これを演奏したアマチュア吹奏楽団は、3年間で100回以上、吹奏楽のコンサートを聴きにいきましたが、1つもありませんでした(やっぱり、難しかった?)
メイナード・ファーガソンによるビッグバンド・バージョンです。 BS&Tやチェイスのホーン・アレンジも参考にしているだけあって、シャープでダイナミックな演奏です。 これを聴くと、前の3つは、かすんじゃう?
タケさんのmy Pick