ネルソン/パリ室内管弦楽団の「運命」 | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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 まさか、まだ、ベートーヴェンの「運命」で、発見があるとは・・・・。 現在も、43名という、室内オケとしても、少々小ぶりなパリ室内管弦楽団と、唯一、ベートーヴェンの交響曲全集を録音した、ジョン・ネルソンとの、交響曲第5番ハ短調「運命」です。 このオーケストラの特徴は、弦楽器総勢22人のうち、8人がソリストで、ゆえに、表現の幅が広い事。 そこへ、フランスならではの、卓越した管楽器群が、オケ全体の響きをしっかり補強します。 指揮者は、若干少ない弦楽器から、無理のないバランスを導き出し、すべての部分で、管楽器が、絶妙なバランスで絡みます。 時に、管の動きが垣間見えて、トゥッティの中で、こういう動きをしていたのか、と、感心するとともに、それが、全体の響きにしっかり貢献していることが、耳で感じ取れます。 第4楽章のピッコロも、この人数なら、もっと聴こえてもおかしくないんですが、ちょうどいいバランスで、聴こえてきます。 室内オケの見本のような演奏であるとともに、フランスの演奏家でなければ、成しえなかったものでは、ないでしょうか?

 

これはもう、全曲聴いてもらうしか・・・・・。

 

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