ハーピストで作曲家、指揮者だったジョヴァンニ・フランチェスコ・ジュリアーニ(1760-1820)。 まずは、ナルディー二に師事して、ヴァイオリンを習いますが、最終的には、ハーピストとなり、作曲家としての収入のみで、生活できた、数少ない例だったようです。 作品は、オペラから管弦楽曲、室内楽、器楽、声楽と、網羅されています。 この、ハープ・ソナタ集は、最初から、ハープ用に作曲されたかも、怪しいのですが、当時の、シングル・アクション・ハープで、立派に演奏できます。 しかも、年代通りに、古典派のスタイルなのです。 ただ、形式的には、バロック風なところも、あったりします。 古楽器ハープで、奏でられる古典派の音楽。 優雅でありながら、どこか新鮮ですね(o^-')b
短い序奏があるところなどは、バロック的ですが、途中の楽章で、アルベルティ・バスが、使われていたりと、ちゃんと、古典派です。