ロシアつながりで音源復活
ちょっと、今回は、いろいろあるCDです。 ロシア五人組の中で、たぶん、一番地味であろう、セザール(ツェーザレ)・キュイ(1835-1918)。 いまだに、録音、実演を通して、作品に接するチャンスが、ほとんどない作曲家の1人。 最大の理由は、ロシア五人組の中で、一番、管弦楽法が稚拙だと思われていたこと? それによって、作品自体も、レベルが低いイメージなのではないですかね? 加えて、本職が軍人で、作風も、民族主義的とは言いにくく、あえて言えば、シューマンやフランス近代あたりのほうが、似つかわしいこと。 さらには、しんらつな音楽評論を、くりひろげたことで、当時のロシア音楽界では、敵だらけだったことも、無縁ではなさそうです。 特に、ピアノ曲は、サロン風ともいえる洗練されたもので、父方の、フランス人の血を、思い起こさせます^^ で、このCD、レアな作品を掘り起こす、貴重な日本人ピアニスト、金澤攝(おさむ、旧姓中村)が、全集を録音していますが、2000年に、この第1集がリリースされてから、止まったまま( ̄_ ̄ i) 金澤個人のレーベルだから、売り上げが予測より、少なければ、続かないんでしょうか? なんとかして、再開してほしいものですが・・・・。
かなり、考えて個性的にしようとしています。
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