ウラディミール・レビコフ | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。



 Vladimir Ivanovich Rebikov(1866-1920)、生誕150年です。 スクリャービンやドビュッシーの先駆的作品を、残しながら、忘れ去られた作曲家です。 まず、母親に、音楽の手ほどきで、ピアノを始め、モスクワ大学哲学科を卒業、モスクワ音楽院にも学び、チャイコフスキー門下の、クレノーフスキーに師事。 その後、ベルリンとウィーンに滞在し、マイヤーベルガーに音楽理論、ヤッシュに楽器法、ミュラーに、ピアノを師事。 ロシア帝国の、各地で、教育・演奏活動に携わった。 ロシア以外では、プラハやパリ、フィレンツェに行き、ドビュッシーや。ネドバル、ネイェドリーと、知り合う。 54歳で死去。

 音楽的には、当初は、チャイコフスキーの影響が濃いが、しだいに、属7や属9の和音を多用したり、解決されないカデンツ、複調性、空4度、空5度などを、駆使するようになった。 しかし、現在では、サロン的な小品でのみ有名。 本人は、晩年、自分の発想を、ドビュッシーや、スクリャービン、ストラヴィンスキーに、盗まれたと、勘違いしていたらしい。 実際、20世紀の作曲スタイルの、先導者としての、彼の役割は、重要なので、もう少し、スポットが当たっても、いいのかもしれません。


Vladimir REBIKOV: Valse Mélancolique

音源も、サロン的なものしか、ないですね~・・・



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