バッハの長男にして、一番才能のあった男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-84)。 しかし、父大バッハの過保護もあって、克己心がなく、夢想家であったという。 それでも、即興演奏と対位法の巨匠だったってんだから、その才能は相当なものだったんでしょう。 聴きたいと思いながら、なかなかCDを買わなかったんだけれど、ぉ?ブリリアントで出るじゃん、安いじゃん(^^) と、安易なきっかけで買ったのが運のつきw 1996年に結成され、北イタリアのボルツァーノを本拠に活躍する、ハルモニチェス・ムンディの演奏がすばらしい(^0^) 録音も最近のブリリアントらしく、帯域感は狭いけど、バランスの取れた粒立ちのいい音、ちょっとハルモニア・ムンディを思わせます^^ そして、タイトルにしたヘ短調の曲は、研究者による整理番号(F)が付いてなく、長年いたハレの貴婦人教会オルガニストをやめ、死ぬまで続く放浪と困窮の時代に入って2年目の曲。 バロック末期の疾走する弦の合間のチェンバロ・ソロが、時にうわの空のようになるw かと思うと、弦に負けずに疾走。 でも、なぜか、この不安定さが、やめられなくなるんですな(^m^) 他にも有名な2台のチェンバロのための協奏曲も入っている2枚組。 これは、要注目盤ですぞ^^
W・F・バッハ チェンバロ協奏曲へ短調第1楽章 アストロニオ(チェンバロ、指揮)、ハルモニチェス ・ムンディ
前古典派的とも言えますかね?w
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BRLLIANT Classics BRL94057 輸入盤 ¥1.300ほど(2枚組)