フランスを代表するフルーティストの1人、パトリック・ガロワ(1956-)。最近では、指揮者としても活躍して、NAXOSからたくさんのCDを出してますが、80年代前半に、日本で売り出すとき「フルートの貴公子」というキャッチ・フレーズでした。 その頃の音源を集めたのが、この、4枚組のCDです。 室内合奏団をバックに、フルートだけでなく、ヴァイオリンやチェロ、オーボエなどの曲や歌曲まで。 年代も、バロックから近代まで全70曲(!) ちょっとムーディーすぎる演奏も中にはありますが、これだけ入ってこの価格だったら、文句言えないどころか、拍手ですねw で、一番強調したいのは、これだけ聴いても、飽きない演奏を実現しているガロワのうまさ^^ 曲ごとの表現の多彩さは、さすが、21歳でフランス国立管弦楽団の首席になった人です。すべての音域での鳴りっぷりのよさ、曲想によって変えるアタック、音色、フレージングのセンスは見事。 やっぱり、世界レベルのソリストは違うなぁ~と感心します^^ クラシカル・クロスオーバー的な売り方をしようとして、かえって、アーティストのすごさが出た、おもしろいCDですねw フルートをやってる人、フルート好きには、たまらないCDかと( ´艸`)
P.S.一部の曲で、リヨン管の音楽監督になる前の、E・クリヴィヌの指揮が聴けますw
ビクターエンタティンメント VICC60561
国内盤 ¥2.000(4枚組ですぞw
パトリック・ガロワ フルート名曲選 ←曲目はこちらをドーゾ^^
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