カール・シューリヒト(1880-1967)。20世紀前半に活躍した、個性的巨匠指揮者ですよね^^ ブルックナーやシューベルトが名演として有名ですが、この、モーツァルトの交響曲38番ニ長調《プラハ》も、知る人ぞ知る名演なんです。ちょっとクラシックをかじった人なら、録音当時(1961年)の、フランスのオケは、個人個人はうまいんですが、アンサンブルはぜんぜん揃わないので有名で、特に、このCDで演奏しているパリ・オペラ座管弦楽団は、激しかったそーでw 確かに、この頃のフランス物の音源はけっこう持ってますが、「他にないから」と言う理由でしか買えない代物が多い( ´艸`) でも、このプラハ、やはりヘタですw しかし、フランスのオケのもう1つの特徴「いい指揮者とは、時に奇跡的な名演奏をする」のほうが出たんです。 まー、アンサンブルは当時としてもやはりヤワ、でも、シューリヒトの音楽性を十分理解したメンバーが、すばらしく音楽的な演奏をしています。 もともとシューリヒトは、演奏するたびに、テンポを自在に動かす名人だったのですが、ここでは、オケのこともあってかほとんどイン・テンポ。 速めのテンポなのに陰影の濃い巨匠スタイルになってます^^b これぞ、世紀のヘタウマ演奏・・・と言うわけ(^_-)☆ プラハの愛聴盤は何枚もありますが、これはいまだに独特の魅力を放ってます^^ 「演奏」と言う行為の不思議さを体験できるディスクです^^
P.S.フランスのオーケストラは、もともと、アンサンブルをあまり重視しない伝統があります^^
モーツァルト 交響曲第38番《プラハ》第1楽章 シューリヒト指揮パリ・オペラ座管
とりこになっても、知らないょ~~~~~w
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コロンビアミュージックエンターティンメント COCO6585 国内盤 廃盤