悲劇の名作 ハンス・ロット 交響曲第1番 | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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タケさんのブログ-H・ロット Sym.1 ヴァイグレ/ミュンヘンRSO


 ハンス・ロット(1858-1884)。マーラー・ファンならご存知でしょう。ウィーン音楽院に学び、ブルックナーの弟子で、在学中に両親ともに亡くし、マーラーと同室だったこともある、作曲家です。高く評価していたのは、ブルックナー、マーラーでしたが、ブルックナーは対位法とオルガンの教授、マーラーにいたってはまだ生徒。時のコンクールに、この第一楽章で応募しましたが、ブラームス中心の審査員からは、相手にもされません。そして、全曲完成後、大指揮者のハンス・フォン・ビューローに演奏してくれるようにかけあいしましたが、ドタキャンの連続で、まったくダメ。そしてだんだん経済的にも追い詰められ、ウィーンから遠く離れた土地に職を見つけ、おもむく列車の車中で、「ブラームスが爆弾を仕掛けてる」と言って発狂、何度も自殺をはかり、最後は結核まで併発して亡くなってしまいます。 作風は、ワーグナーに大きく影響を受けてますが、そこから、独自のものが芽生え始めています。そして、なんと言っても、マーラーが交響曲第1番を作曲する10年も前に、この曲を完成させてるのです! 特に、第三楽章のスケルツォは、マーラーそっくり・・・いぁ、マーラーがそっくりなんですょねw あちこちに新しい響きが聞こえるのも、魅力です^^ で、第四楽章では、ブラームス風のメロディも聞こえるんですw 実演されていたらブラームスはなんて言ったでしょうね。 1989年に復活初演された、この魅力的で、音楽史に一石を投じる曲、聴いてみたい人も、多いかと・・・・


ロット  交響曲第1番第1楽章  ヴァイグレ指揮ミュンヘン放送管弦楽団

では、万感の思いをこめて・・・・・


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