はげ山の一夜つながりで復活^^
ボブ・ジェームスと言えば、70年代から、フュージョン、スムース・ジャズシーンのトップランナーとして活躍する人ですよね^^ 今は、「FOUR PLAY」のメンバーとして、不動の地位を築きあげています。 それが、自身の初のクロス・オーバー(フュージョン)アルバムとして世に出したのが、この「Bob James One」。6曲という当時のLPをほうふつとさせる曲数はご愛嬌w なので、すべての曲にコメントをw ①ヴァレイ・オブ・シャドウズ、一曲目ということでかなり力こぶが入った印象。アバンギャルドです。 ②イン・ザ・ガーデン、これ、あの「パッヘルベルのカノン」のフュージョン版なんです。 ヴァイオリンがあの有名なメロディを奏で続ける中、キーボード、ハーモニカ、E・ギターが、インプロヴィゼイションしていきます。 ③ソウレロ、ボブのオリジナルですが、これも、少し怪しいムードの、ちょっと前衛的なミディアム・テンポの曲。 ④はげ山の一夜、出ました! これ、名アレンジです♪ 原曲の特徴的なフレーズをほとんどすべて、トランペット、サックス、キーボードにあてはめ、その合間に、スティーヴ・ガッドのドラムスと、ボブのキーボードが所狭しと弾きまくり叩きまくり。 ボブのクラシックのジャズ化の傑作の1つでしょう。 ⑤フィール・ライク・メイキング・ラブ、④の後らしく、しっとりとしたバラード。ゲイリー・キングのベースがゴキゲン。 ⑥ノーチラス、ミディアム・テンポのクロージング・ナンバー。ここでも、ストリングス、キーボード、ベース、ドラムスがテンション高く絡みます。 日本盤のみのボーナスとして、⑦ソレース(ソラースだと思うのだが?)、ボブのオリジナルと記載されてますが、これ、間違いなく、スコット・ジョップリンの「ソラース」です。 ピアノで、ほぼ原曲通りにテーマを弾いて、そこにベース、ドラムス、トランペットが絡んできます。そして、ピアノもインプロヴィゼイションに。 フュージョン初期ならではの、意欲的な名盤だと思います(o^-')b
P.S.②のキーボードの音を聴いて、ルパン三世の1st シーズンのBGMを思い出すのは、時代ですかねぇwww
スムースでスタイリッシュな「はげ山」^^b
なんともトラッドなパッヘルベルです^^b
ビクターエンタテインメント VICJ61714 国内盤 \1.080