タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。

音楽のことを中心に、料理や、時事ネタを書いてます^^

できれば、地元の京都情報なんかも・・・

2011年からは、もう少し、マイペース更新になると思います^^;

時には、更新しない日が出ますが、よろしく、お付き合いのほどを

m(_ _)m

 これも、エポック・メイキングな録音です。 1976年録音で、すでに、初演の資料はそろってたんですが、まだまだ、グローフェによるオーケストラ版で、聴衆が満足していた時期なので、何か耳目を弾くものが必要だったんでしょうか?

 知生派指揮者マイケル・ティルソン・トーマスが、今でいう原典版を録音するときに、ガーシュインが最初に作った2台ピアノ版にさかのぼって検証します。それを、ガーシュイン本人が、両方のパートをピアノ・ロールに残していたので、使うことにして、オーカストラ・パートを削除して、ピアノ・ソロとして使い、原典版に忠実な編成のコロンビア・ジャズ・バンドを、ティルソン・トーマスが指揮して行われました。 ピアノ・ロールが、2台のピアノによる連弾のため、オーケストラなんて意識せずに、テンポが速かったり揺れがあったりしますが、それに、一生懸命ついていってるバンドの演奏が、ちょっとギャグっぽくて微笑ましいところもあります。 今でこそ、普通に演奏されてるオリジナル版ですが、こういう試みがあったから、知られていったんですね。

 

これも、時代を先取りしすぎたのかも。

 

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 さて、ご想像通り、オリジナルです。

 「ハンハリーリ」は、エジプトはカイロの12世紀から続く市場の名前で、当時の宮殿を開放して改築を重ねて現在に至ることから、世界遺産に認定されています。 そんな市場の、伝統と喧騒を表したんでしょうか? 

 「バンブーレイン」は、これまたタブラトゥーラらしく、「和」の雰囲気で、ヨーロッパの楽器しか使っていないのに、竹林にさめざめと降る小ぬか雨のような音楽ですね。

 

 

あいかわらず、おもろい(笑)

 

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 さてさて、懲りずにタブラトゥーラです。

 今回は、14世紀と16世紀のスペインの曲を。 ヤンス・ヤント、と、言うのは、当時の、世俗曲で、多声合唱で歌われるものを、タブラトゥーラの編成で演奏したものです。 準メンバーともいえる波多野睦美の歌も加えられていて、どことなく、アラブ風のものもミックスされたように聴こえます。

 バラータは、バッラータとも言い、元は詩の形式で、AbbaAの形になります。 それを、音楽に当てはめてあります。 フランスで生まれたアルス・ノヴァのイタリア版のトレチェントの代表的な形式で、だんだん複雑になっていった音楽です。 それを、器楽で演奏するので、音の複雑な動きがわかりやすくおもしろいです。

 

 

 

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 ん~~、まぁ、冷静に考えれば、そのくらいなんでしょうけど、知ったときは、ちょっと驚きでした。 僕も年を取るわけですね(笑)

 で、俳優だけじゃなく、歌手としても、数々のヒットを飛ばしてます。 デビュー作「飛び出せ青春!」で主演、そして、挿入歌も歌った。 しかも、その、「ふれあい」は、ミリオンセラーになっちゃったんだから、なんともすごいですよね。 その後も、ドラマの主題歌やタイアップ曲が中心でしたが、作曲に、小椋佳や桑田佳祐など、ビッグネームがいたりと、これまた、すごい話。 だから、いい曲が多いので、意外と聞き飽きないですよね。 そんな中から、4曲選んでみました。 ちなみに、4曲目の、「恋人も濡れる街角」が、ベスト10圏内に入った最後の曲です。

 

 

 

 

一番好きなのは、「時代遅れの恋人たち」だったりする。

 

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 たまには、チャールズ・アイヴスの作品を。

 まず、「夕暮れのセントラルパーク」。 夕闇の・・と、書かれることもあります。 これは、20世紀初頭の、クルマもラジオ、TVもない時代の、ニューヨークのセントラルパークを描写したものです。 最初の静かな弦楽器群が、夕暮れを表し、そこに、鳥や動物の動く音や鳴き声などが聞こえてきて、そろそろオープンするライヴハウスの音などが、聞こえてきます(これが、結構爆音)。 そしてまた、夕暮れの情景で終わる。 ただ、アイヴスは、不協和音もなんのその、使われた音が、そのままなので、強烈な不協和な響きになります。 

 「カントリー・バンド」は、アイヴスが幼少期、地元の吹奏楽団にいたことから、発想されたもので、練習中は、自分の音だけでなく、周りの音も同時に聴こえてきて、それが当たり前だったそうです。 様々なフレーズを、調性も無視して切り貼りごった煮のようにするスタイルの原型は、このあたりらしい。 で、アメリカあたりの、楽器指導法は、日本のように、1曲を何か月もかけて完成させるのではなく、たくさんの曲を演奏して楽しめるようにするため、基本の奏法と初見能力を重視します。 そのため、田舎のアマチュアになると、合奏したときに、あちこちでミスが出ます。 そんな様子を描写した作品です。

 アイヴスという作曲家が、どういう感覚で作曲していたか?を、知る一端になる作品だと思います。

 

 

ちなみに、指揮のシンクレアは、アイヴス研究の第一人者なんだそうです。

 

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 映画「愛の騎士旅行」というのがありました。 詳しい資料がないのですが、中世、1830年、1930年と、3つの時代の騎士と旅行にまつわるストーリーのようです。 その、中世の音楽を担当したのが、ダリウス・ミヨー。 それを、改めて、木管五重奏用にアレンジしたものです。 ルネ王とは、15世紀にプロヴァンス地方を治めていたルネ・ダンジュー伯のことで、冬でも、日当たりが良く風が通らない場所があり、毎日のように通っていたことから、そこを、「ルネ王の暖炉」と、領民が呼んだんだそうです。

 これは、しっかりと、多調的な作風で作られていて、よく聴くと、複雑な響きがあちこちから聞こえます。 ただ、中世のお話なので、基本は中世当たりの音楽なので、メロディは聴きやすいものです。 そのため、これも、よく、コンサートで取り上げられます。 

 演奏は、録音当時(1985年)の、フランス国立管弦楽団の、スーパー・ソリストたちで、パトリック・ガロワ(Fl)、ギイ・ダンガン(cl)、ミシェル・カンタン(hrn)と豪華メンバー。 レジス・プーランにいたっては、フランスの伝統を受け継ぎ、最後まで、ファゴットではなくバソンを使っていました。 つまり、限りなくオーセンティックに近い演奏なのです。 

 

※これからは、更新日を基本、火、木、土、日曜日に、変更します。

 

 

多調なのに調和した響きがすごい。

 

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 これも、聴きやすいので、よく、コンサートで取り上げられます。 最近は、大阪府茨木市にあるアマービレ・フィルハーモニー管弦楽団の、サロン・コンサートで取り上げて、チケットまで買っていたんですが、都合が悪くなって聴けませんでした。

 ミヨーが、ジャン・アヌイの戯曲「荷物のない旅行者」につけた劇音楽を、アレンジしなおしたもので、あまり、多調的な響きがなく、終楽章にブラジルのリズムが使われていたりして、クラシック初心者にも、ピッタリです。

 演奏は、当時、フランス国立菅の首席クラリネットだったギイ・ダンガン(ダンゲン)同団のミシェル・ブシノ(コンマス?)と、マルティノンなどとも共演しているファビエンヌ・ブーリーという、申し分ないメンバー。 いまだに、よく聴いている音源です。

 

小学生の音楽鑑賞教室に使ってほしいレベル。

 

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 アメリカでの公開は、1974年ですが、日本では、1976年になります。

 プードル、コッカ―スパニエル、シュナウザー名度がミックスされた犬が、大活躍する映画です。

 町はずれの空き家に住み、チャプマン家をはじめとする街の人たちに、可愛がられていたベンジー。 ある時、チャプマン家の兄妹ポールとシンディが誘拐され、ベンジーの棲家に拉致されます。 それを、なんとか町の人たちに伝えようと、奔走するベンジーの姿を描いたものです。

 その主題歌を歌ったのが、当時のカントリー界の大御所チャーリー・リッチで、映画と共に大ヒットしました。

 実は、公開時、ボクの家にも、どこからかやってきた犬タロウがいました。 母親が、八百屋に行くと、ドロドロで体毛がへばりついた小型犬がいて、八百屋さんが、「奥さん、なんとかしてくれへん?」と、言ったので、連れて帰って何回も風呂場で洗ったのでした。 1歳に満たない感じで、獣医に連れて行くと、マルチ―スとヨークシャテリアのテリアのハーフだろう、と、いうことでした。 顔にかかる毛があるのに鼻は突き出ているという独得の顔立ちで、遺失物届けをだしても、誰も現れず、うちの子になったのです。 しかも、トイレやご飯を、鳴いて知らせるようしつけられていて、トイレは、玄関を開けると庭に出て行って、終わると帰ってきたんです。 だから、ベンジーとタロウの姿が重なって、思わず観にいきました。

 そんな思い出のある曲でもあります。

 

では、映画のトレイラーも^^b

 

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  ある時ミヨーは、チャップリンの映画に合わせる曲を作ろうとします。 ヴァイオリンとピアノのための「シネマ幻想曲」と名付けられましたが、採用されませんでした。 そこで、バレエ用の曲を依頼されたことで、これを、オーケストラ用に編曲して初演。 好評を持って迎えられました。 

 この作品を構成するのは、ポール・クローデルの秘書として、ブラジルのフランス大使館に勤務した2年間で経験した、ブラジルの音楽が大きく影響しています。 もちろん、ミヨーお得意の多調ではありますが、楽しく聴きやすいので、よく演奏されます。

 音源も比較的多いんですが、今のところ、気にいっているのは、ケント・ナガノ指揮リヨン歌劇場管弦楽団のもの。 フランスの響きを色濃く残すリヨン歌劇場管弦楽団を、20世紀音楽が得意なケント・ナガノが、うまく交通整理をして、複雑な響きの作品を、聴きやすくしているように思います。 即物的な解釈が、作品そのものの特徴を、うまく出しているのもいいと思うんです。 

 

今年、日本のオケが演奏したって、聞かないなぁ・・・・。

 

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 今日で、モモが亡くなってちょうど1年になります。 

 両手ぐらいの数の、ペットを飼いましたが、モモほど、わが家を気に入ったのは、いないかもしれません。 ゴクウが大好きで母親も大好き。 ゴクウ他の猫は、野性味があり、「猫だなぁ~・・・。」と、思うことがありましたが、モモは、人間に猫の本能を加えたようなところがあり、とにかく、天真爛漫、頭の回転が速く、こちらの言動を見透かして、行動をするようなところがありました。

 暑い時期は、廊下や階段に、よくいましたが、それ以外の季節は、昼間は、母親の部屋、母親が、夜には部屋から出すので、僕の部屋へきて、くつろいでました。 

 一番、思い出深いのは、最後を迎えるとき、亡くなる2日前から、両手両足(4本足とも?)が、死後硬直のように固まり始めてきて、それでも意識があり、二六時中そばにいた母親の気配を感じながら、頑張ったこと。 普通だったら。もう息がないよな?てな状況でも、しっかり息をして母親を見ていました。 そして、亡くなった直後、胃から水が出てきたんです。 なにも食べられなくなっても、母親は水だけは与えていて、どうやら、消化しなくなっているのに、好きな人から勧められるので、飲んでたようなんです。 「ここまで、気持ちがつながるものか?」と、驚きました。 できれば、姿を変えてでも、戻ってきてほしいですね~・・・。

 

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やっと俺の出番かよ byゴクウ