GENDAIxGEIDAI に出展していた

婿の作品。

花、金魚、花、花。

金魚、特に魅力的。




額の話やギャラリー、画廊と作家の知らない世界。
憧れる。

学生時代、美術の時間にモジリアーニを模写したことがある。
点をつなげてお手本の原画の通り、絵を描く。それは楽しい時間だった。無の中から生み出すことなどできない私は、お手本を模写することを最高に楽しいと思った。評価して観てもらう必要のない力だから楽しい。
常に評価を受けていると息をするのもこっそりしたくなることがある。もう何も出てこないと思うことがある。言葉で伝える難しさに足止めされることもある。
だから仕事以外では評価されなくて良い、褒めてもらえて、純粋に書くことが楽しい世界で深呼吸しているのだと思う。
私が生み出したものではないから、悩む必要がないのだ。
全ては昔からそこにあって待っていてくれる。私のピントが合うのを時が辛抱強く待ってくれる。
私はただ楽しめば良い。
趣味とはなんと人を幸せにできるのだろう。好き勝手な思い込みと解釈に溺れて。私は幸せ感を持つ🩷

婿が描いてこすって削った苦悩は、説明されなければ感じ取るのことは難しい。技法を分析などは不可能だし、塗り重ねられた色や影の解釈には時間がかかる。
けれど一瞬で観る人に深い感動を与えることができるのは、こういう時を塗り重ねられたものだ。感性を幾重にも塗り重ねた一枚を観た瞬間、美を感じとることができる、芸術の深さはそこにあるのだ。
趣味の世界で納得が来ない時、何故ダメなのか、私は私を知っているけれど、趣味だからそれもまた楽しい。
作家とは簡単ではないから。生き様が読み取れる、そんな作家の世界で生きるものとして、婿に敬意を表したいと思う。

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