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2023年12月8日「福島前進」
フォーラムが開催されます。

友人で東京台湾の会事務局長の
簡憲幸さんの活動「福島前進」を支援しています。

福島の農産物の風評被害をなくしたいという想いから2020年から始まった活動です。
 2021年にはオードリー・タン大臣が台北市で行われたイベントに参加してくださいました。
またメッセージ動画もお寄せくださっています。

https://fb.watch/ow37SDgBJ7/
日本の福島のために、

台湾フォーラムへのクラウドファンディングにご協力お願いいたします。


簡さんからのメッセージ


簡 憲幸

許 瑛子 さん

ご支援いただき、本当に有難う御座います。

心から感謝いたします。

早いもので、私が福島の復興支援に携わって11年になります。当初は、内閣府の仕事として福島に関わりました。具体的には、仕事を失った方たちへの事業再開発の支援です。地元の方たちに新たな事業や起業について教えて、助成金・補助金の申請書類の作成指導したり、2年間ほど楽しく仕事をさせていただきました。

この内閣府からの仕事ですが、私の本業は新規事業開発のコンサルタントですので、気楽に考えて受けました。ですが、住民の方々とお話をしていて、すぐに根が深いことに気付きました。震災と原発事故で「失ったモノ」があまりにも多いいのです。

「家族・友人・知人を失った」「土地・家屋・財産を失った」「仕事・事業・会社を失った」そして「将来・希望・夢・喜びを失った」ことです。

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そして時が経て、ここ数年は、経済産業省などからの助成金を得て、台湾と福島との関係強化に努めています。とくに風評被害対策に尽力してきました。

原発事故以来、台湾が福島産を始めとした日本の農産物の輸入禁止となっていました。私たちは、その解除に向けて「福島前進」という活動を約3年間続けていました。そして昨年2月に、台湾が福島産などの輸入解禁に到りました。ところが、今回の処理水放出で、中国政府が猛反対をし、台湾で再び「風評被害」が広がりました。

日本政府と東京電力が決定した処理水放出を、中国は国際政治問題とし日本に対して強硬姿勢で臨みます。具体的には日本の水産品を全面的に禁輸しました。

日本では水産業だけではなく食品に関わる人たち全てに影響が出ました。そしてその余波を受けて台湾における風評被害が一気に拡大しました。中国の日本産水産品を全面的禁輸という措置に、なんと台湾の市民の60%以上が「福島産水産品に不安を感じる」となってしまいました。

私は「風評被害は人災」です。人々の猜疑心が起因し伝染し拡大した人的な災害です。時には故意に起こすこともあり、それは「犯罪」です。ただし山に火を放った犯人を問い詰めるのではなく、今しなくてはならないのは、その「火消し」です。

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今回の問題は複雑です。そもそも福島第一原発からの処理水放出はいろいろと問題もあり、日本政府と東京電力の判断について、善悪をつけることが難しいかもしれません。そもそも原子力発電についての是非もあるでしょう。

しかし日々苦労されている農家さん、漁師さんに罪はありません。弱者である彼ら彼女たちに何ら責任はありません。今回の風評被害は、弱者が被害者となっています。

私は日本国政府と東京電力を悪者にする意図は全くありません。中華人民共和国政府の対応についても賛否両論があり、それについても私なりの意見がありますが、それよりもまず弱者であり被害者の農家さん、漁師さんに焦点を当てたいのです。

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私は台湾において、福島の現状を正確に伝えたいと思います。日本でも台湾でも風評被害で弱者が叩かれることのないような社会を実現したいと願っております。

今回のクラウドファンディングによる私の挑戦はあまりにも小さな規模ですが、重要な第一歩にしたいと考えています。

今後ともご支援のほどお願いいたします。

23/11/24









#福島前進 #風評被害
#台湾 #東京台湾の会
#台湾福島フォーラム