①せり
血液をきれいに保ち、高血圧や動脈硬化の抑制にも作用します。さらには胃腸の調子を整えるという整腸効果も持っている。せりはビタミンA、ビタミンC、カルシウム、リン、カリウムが含まれる。

②なずな
民間療法で用いられてきた植物。
高血圧・解熱・便秘・利尿・解熱・止血作用に効果がある。特にビタミンKが豊富に含まれ、骨粗しょう症の改善効果が期待されている。煎じた汁で洗眼すると目の充血や痛みを和らげる効果がある。

③ごぎょう
ごぎょうはハハコグサとも呼ばれるキク科の植物。朝鮮半島から伝わったとされています。
「仏体」を表す縁起物とされている。
お茶にして飲むこともあり、咳止め・痰きり・喉の炎症・利尿・むくみに効果があるとされている。

④はこべら
はこべらは、ハコベとも呼ばれるナデシコ科の植物。「繁栄がはびこる」として、縁起のよい植物とされている。中国では古くから薬草として使われていた効能は七草の中でも多く、利尿作用・止血作用・鎮痛作用をはじめ、歯槽膿漏の予防薬として使用されてきた歴史がある。       ビタミンB群やビタミンC、カルシウム、カリウムに加え、カロテノイドやフラボノイド、サポニンが含まれる非常に栄養素の豊富な薬草。

⑤ほとけのざ
ほとけのざは、正式名をコオニタビラコ(小鬼田平子)といい、キク科の植物です。

効能として、健胃・整腸作用、高血圧予防など。

⑥すずな
すずな(菘・鈴菜)の正式名はカブ(蕪)で、アブラナ科の植物
すずなは「神を呼ぶ鈴」として縁起物とされてきました。これは現在で一般的に食されているカブのことです。古代中国やギリシャの史料にも登場し、古くから人々に食されていました。
カブは便秘・胃潰瘍・胃炎・風邪・骨粗鬆症・がんの予防に良いとされています。
根の部分と葉っぱの部分でそれぞれ効能を持っており、特に葉にはビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富に含まれています。七草粥を作るときは両方入れるとよい。

⑦すずしろ
すずしろ(晴白・蘿蔔)は、大根。
その根は「汚れのない純白さ」を表しているとされ、スズシロと呼ばれるようになったとされる。

栄養素としては、ビタミンA、C、食物繊維、ジアスターゼ、アミラーゼ、フラボノイドが含まれ、根と葉両方に栄養が詰まっているので七草粥には両方入れると良い。消化不良や二日酔い、頭痛、発熱、冷え性、胃炎、便秘の解消など他にも様々な効能が期待さる。