書いてほしいと言われたのは

在原業平から恋心を感じる少女の歌

 

難しいなー

と正直、思いました。

 

たくさんのガールズグループの中で

勝ち残っていくのは大変だろうと思います。

 

アイドルという可愛い人たちを

差別化するのは大変です。

売れるのは実力もありますが

実力と努力だけではどうにもならないのも事実。

仕掛けが面白い人たち

 

売れる要素はさまざまです。

 

はちみつロケットのディレクターは

常に何が彼女たちに最善かを考えているようでした。

ありきたりのラブソングではないものを求めていると

私は思いました。

 

アイドルなのですから

可愛くていいし、

好き好きビームを放っていれば

男の子は満足?

ファンてそんなに単純ではないのでは?

 

人の心を掘り下げてみようかな。

 

和歌を

解釈するのは文字。

耳から入ってくる情報では難しい。

この歌詞も耳から一度聞いただけで全てには辿り着けないかもしれない。

アイドルの歌詞っぽくないかもしれない。

けど、直接的な言葉の羅列を避けて書きました。

ちょっと歌詞を考える・・・そんな歌も良いかなと。

 

 

華山志歩さんも動画で予習してきてと言うくらい

この歌詞は読まないと

心に届くにはタイムラグがある

 

でも書きました。

 

アイドルは可愛いです。

でもものすごく頑張って

消耗して

努力して

舞台に立っています。

 

 

華山志歩さん

澪風さん

公野舞華さん

塚本颯来さん

播磨怜奈さん

森青葉さん

雨宮かのんさん

 

当時7人だったレコーディングも

ボイストレーニングと同時進行なくらい時間のない中で

私なら無理と思うような状況を乗り越えて

歌ってくれました。

 

この歌を書いて良かったと思っています。

 

 

アイドルの歌詞としては分析を要する詞ですが

でも

書きました。

モデルにした和歌は

 

「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」

 

 

この世の中に、桜がなかったなら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう。

 

という意味。桜の素晴らしさを伝えた逆説。

 

春はのどかな季節なのに、人は桜が咲くのを待ち、散るのが気になり落ち着きません。

桜があるために人々の心が穏やかでないことを述べて、

人の心を騒ぎ立てる力のある桜の素晴らしさを伝えようとしている和歌です。

 

 

桜を詠った業平の素晴らしい作品。

その歌の素晴らしさに魅せられ想像を膨らませる少女の想い。

恋とはなんと人に影響を与える力を持っているのでしょう・・・。

 

千年ミラクルの歌詞で

 

桜が咲かなきゃいいのに

悲しい気持ちは散らない

 

と言うフレーズを大サビに書きました。

 

桜が咲くたびに あなたへの恋を思い出します。

花びらは散って、葉桜になり、また新しい季節へと移って、また桜は咲きます。

私の気持ちは桜のように花が散って、また新しい花を咲かせることはできません。

今の恋に対する大好きな想いの大きさを伝えるフレーズです。

 

 

この歌詞に竜田川を入れました。

これは在原業平へのリスペクトの意味もあります。

「千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 龍田川(たつたがは)
からくれなゐに 水くくるとは」

有名なこの和歌は気づきの意味を持っていると思うので、使わせていただきました。

ユリイカ現象を入れたかったのです。

 

アニメのキャラクターやファンタジーのように

業平の世界に憧れる、ちょっと不思議ちゃんで空想が好きな女の子がいてもいいかなと・・・。

 

不思議な女の子、もっと書きたかったです。

 

千年ミラクルの歌詞

 

 

 

 

 

 

これを書くために検索したら、

はちみつロケットは解散してしまったのですね。

 

ファンの方には. ショックだと思います。

 

でも

別の夢を見て、それに彼女たちが向かっていくのなら、いいことだと思います。

あんなに

頑張ったのですから、潔く決断できたのかもしれません。

私からすれば、なんでもまだまだできる!年齢だと思います。

頑張れ!!!!!

 

 

華山志歩さん

澪風さん

公野舞華さん

塚本颯来さん

播磨怜奈さん

森青葉さん

雨宮かのんさん

 

忘れないよ。

忘れないでね。