第27回 | 1ランク上のアクリルケースをつくるブログ

1ランク上のアクリルケースをつくるブログ

みんなの意見を取り入れて1ランク上のアクリルケース目指します
こんなケースがあれば良いのにと思うご意見をお待ちしております
出来る出来ないありますが、ぜひ参考にさせてもらいます

前回製作した試作1号機の写真を
いろいろなところへアップしたのですが
まずまずの評価を得られました


これから1号機を元に改良した
少し大きめの2号機を製作します


照明もヒンジもまだまだ検証の余地はありますが

何はともあれ現時点での最高の物を
作ってみたいと思います


但し今回からは通常のアクリルに変えて
AS板(静電防止板)を採用してみたいと思います



住友化学が販売している板で透明のみの規格です
アクリルはガラスに比べ静電気を帯びやすく
ホコリが付きやすい素材ですが

この板は静電気を抑制する原料が練りこまれている為

永久的に静電気を抑制することが出来ます


但し価格は通常のアクリル板より数倍高い材料です

使われる用途はホコリに弱い精密機械のカバー等で
9割以上が工業製品です


一般家庭でみることはまず無い製品です

問屋さんの人がフィギュアケースに使うと聞いて
ものすごく驚きバカにされました・・・



ヒンジは少し不満がなくはありませんが
例のHG-MPS2型を使います



通常のトルクヒンジにはスプリングバックと言って
トルクを発生させるスプリングの戻りのような現象が起こり
若干の隙間が出来てしまうのです


その点このHG-MPS2型は-10°を保持しようとする
力が働きますので、完全に隙間をふさぐことが出来るのです


大きさもさほど大きくなく、何よりも高機能ヒンジの中では
かなり安い方です(1個1000円を切る)


唯一の不満はトルクの力です

以前に紹介した通り
本来-10°70°120°と3か所で保持することが出来ますが

思った以上に力不足で
70°の位置では扉を支えきませんでした


それでも120°の位置は何とか保持出来たので
フィギュアの入れ替えには役目を果たせそうです




ネジはクロームメッキを施した
化粧ネジも考えましたが、今回は作業性の良さを
優先して透明のポリカネジを採用します



このようにペンチで簡単にカット出来ます
価格も安く使い勝手は抜群です


本体をこのように組み上げていきます
出来あがるサイズは
W600㎜xD300㎜xH450㎜です



側面に使用する透明のAS板を置いてみて
問題が発生しました
少し複雑な構造なので設計に間違いがあると
判明しました



材料の関係でこれ以上先に進めなくなり
明日以降の完成を目指します



それと同時にフィギュアを購入した時に
同梱されている武器やヘッド等の
パーツを展示する専用の台を製作してみました



これはパトリオット用ではなく
後日紹介させて頂くプレデター用の展示台になります







少し大きい気がしますので、もしかしたら
違う形状で作り直すかもしれません