広島に原爆が投下されて78年

平和記念公園では8時15分、黙祷が捧げられていました

被爆者の平均年齢が85歳となった現在、語り継いでいくことの重要性は言うまでもありません

昭和28年の映画「ひろしま」、広島出身の月丘夢路さんは映画五社協定を超えてノーギャラで参加、他に山田五十鈴や岡田英次、加藤嘉らが出演、スタッフにはあの伊福部昭さんも参加してましたが、前年発効したサンフランシスコ平和条約の事もありアメリカさんに気を遣っていた政府も映画五社も一般公開はさせませんでした。

 

この映画には多くの被爆者も参加し、当時を思い出してみんな涙を流しながら演技をしたと出演した当時9歳の被爆者早志百合子さんが一昨日TV「テレビスクランブル」で語っていました。

投下当日の被爆者の悲惨さはもとより同じ広島でも被災地以外の地区の人から差別を受けた苦しさ口惜しさ、10年近く経ってもアメリカ科学アカデミーが設立した原爆障害調査委員会(ABCC)に引っ張り出され全裸にさせられて写真を撮られたという!

被爆者の第二次性徴期に陰毛等や乳房の状態を記録したという!女子中学生高校生に対してですよ!

何という人権侵害だ!

それなのに・・・

 

被爆から78年、アメリカでは「原爆の父」と言われた物理学者オッペンハイマーを描いた映画が7月公開された。

彼は原爆が実戦で使用され恐るべき大量破壊兵器になったことに衝撃を受け、その後の水爆の開発には反対したそうだが、映画で広島長崎は語られてないそうだ。

 

21日に公開されると、一般のアメちゃんは同時に公開されヒットしてる「バービー」と合わせ「Barbenheimer」なる造語作ってsnsで大盛り上がり!

当初それに乗っかったワーナーブラザース社も内外の反応見て慌てて謝罪にまわったが・・・

まあ原爆は戦争を終わらせた正義の兵器と教わってきたアメちゃんなんて所詮こんなもんだよねぇ~

 

※写真はtokyo-npとYahoo!newsより