二日目の朝、リージェント台北の朝食は評価高いがブッフェより、ここは台湾の朝食でしょ
ということで、ホテルから歩いて5分のところにある「世界豆漿大王」で豆漿(豆乳)と蛋餅の朝食です
私のは「鹹豆漿」酸っぱ辛くて切干大根や油條、ネギが入ってます。それに「蛋餅」はベーコン&エッグを挟んだものにしました。もう朝の定番中の定番ですね
孫娘は肉まんと甘い豆乳
裏路地にもう何十年もこんな感じの小さな店ですが、お客はひっきりなし!
お腹が空いてたなら台湾風おにぎりもお薦め
さて観光も大事です!
まずは中正紀念堂の衛兵の交代式
1時間ごとに蒋介石銅像前の2人の衛兵が交代
この兵隊さんたち60分間瞬きも禁止なんです
でも、ここは台北のど真ん中に大陸から来た国民党の蒋介石の独裁を象徴する建物です。
このすぐそばに日本時代に教育を受けた知識人をはじめに3万もの台湾人が国民党に殺されことを忘れないよう「二二八記念館」もあります。
候孝賢監督の「非情城市」にはこの時代がよく描かれています。舞台となった九份はいっぺんに観光地になりました。ジブリ映画より前の話しですよ!
戦後「犬が去ったら豚が来た」と現地の人は言ったとか、犬は役立つが豚は食い尽くすばかりだと!
台北の知人林(リン)さんは日本敗戦時中学校に入った頃で、大陸から来て威張りクサった外省人が大嫌い!
教育勅語を習ってた「日本人」ですから当然と言や当然
日本敗戦を聞いたときは泣きじゃくったとか!
そのうちバットに鉄条網巻いて、外省人の若いのがフラフラしていないか徒党を組んで歩き回ったと言ってました。
以前、台北に着いてそのまま林さんの所へ行ったら、今日は姪っ子の結婚式があるから一緒に行こう!と、あれよあれよと言う間に私は親戚の仲間に入れられ所謂「寿」の席に納まってました
その林さんも10年近く前に奥さんを亡くし、しばらくして台北の店もたたんで田舎の高雄のほうへ移り連絡も途絶えました。日本の大学出た娘さんどうしたかなぁ~
あらら、余計な話で長くなっちゃった!
次は、故宮博物院に向かいます
MRT淡水線に乗り士林駅でバスに乗り換えます
土曜日とあってかなりの人出。バス停にも大勢・・・
時刻表関係なくバスがやってきて乗り込むと一席だけ空いてる。そしたら中年のおばちゃんが「請坐!」ぐるり周りを見ても白髪頭は俺だけ!
有難く座らせてもらいました
孫娘もぜひ行きたいと言っていた故宮博物院なので、以前のようにまず3階に行って「翠玉白菜」と「肉石」見て「唐三彩」見てから木彫と象牙細工を見て、王羲之や顔真卿の書を見せようと中に入ったが・・・なんか違う
数年前に故宮博物院南館が嘉義市の近くに出来たのは知っていましたが、やはり人気の展示品は台北にあるものと思い込んでいました。
ところが何と肝心の「白菜とキリギリス」が南院に8月まで出張中だというのです!
私の大好きな黄楊(ツゲ)細工「彫黄楊木搔背羅漢」も見当たらない!
何だか中身が薄くなっちゃってて・・・
象牙細工の多層球と九層塔は展示されていました
そして肉形石
これはありました。
書も少ないし、彫漆の小物家具も少ないし・・・
展示品がなくなったところにキッズルームやこんな映像の部屋が出来ていましたが・・・
何とも、初めて来たときの大感動からは物足りない感じの故宮博物院でした
つづく
※故宮博物院と展示品画像はWikipediaと故宮博物院Webより