京都市 おやこじかん
COLOR'IN はる です
先週土曜日に長男KのグループOT、昨日は母子での再診、今日はこれからボイタ指導…久々にクリニックに頻回に通ってます～
今回はグループOTでの様子を…
先月は長女の幼稚園の発表会と日程が重なり、時間中Kを観ることはできなかったので、なんだか久々な感じがしました
今回も作業療法士さんが提案してくださった目標を元に、子どもたちが自らの目標を設定するところからスタート
1.人が話しているときは静かに聞く
2.自分の意見をしっかり言う
3.他の人が楽しくできるようにふるまう
4.集合の声かけで素早く集まる
この4つのうち、Kが今回の目標にしたのは4番目の
集合の声かけで素早く集まる
また、各課題ごとの自己評価をつけるのですが、これまでは◯のみでつけていたところを今回からはその都度作業療法士さんがマークを指定するという方式に
ふつう△ できた◯ よくできた◎
これを、矢印や天気、指の数、色、数字なとで評価します
これまで評価の時間もパパッと手早く安易に進めてしまいがちなKでしたが、こうしてマークを変えることで、一旦『考える』という時間が持てていたように感じました
いつものように皆で挨拶をして、新しいメンバーに自己紹介をして、それから課題であるゲームスタート
壁ジャンプ
→向こう側の壁ぎわにあるマットに貼られた紙に描かれた木に、ジャンプして花を貼る。曲が止まったときは動きをストップ
皆何度も壁から壁へと往復して花を受け取っては貼りにいく…ウォーミングアップ効果はバッチリ
はじめは一斉に貼りに行っていましたが、途中からはぶつからないよう、皆が順番を譲りあったりして相手の動きに合わせることができていました
Kに関しては、曲が止まっても、それを注意されても動きを止めない…という姿が何度も見られました
が、作業療法士さんたちが無言になるとやっと動きを止めることができていました
そして、止まれたときはすぐにほめていただき…そのくり返しで指示が通りやすくなっていきます
ペットボトル倒し
→9個の牛乳パックの上にペットボトルを置いて、それを重りのついたひもを2人で協力して引っ張る、揺らすことにより重りでペットボトルを倒す
1回目、Kは勝手に長さを変えたりと、協力してるというより、自分がやりたいことをやる感じで相手との息がなかなか合わない…
2回目以降は、「もうちょっと低くして！」などと相手に言葉をかけて一緒に協力して倒すという意識が出てきていた
2人1組2チームで合同で倒すのですが、他方のチームからも「時間稼ぎに牛乳パックを倒せ！」「そっちやらんでいい」などという声かけも聞こえてきました
ボール送り
→4人で並んだフープにそれぞれ立ち、ボールを牛乳パック2本分のトンネルを通して、次の人につなげる、最後の人は箱に入れ、そのタイムを測る
落としたら拾って再チャレンジ。
前の人を待ったり、受ける角度を変えたりという連携プレーが重要になる
2回目は、1回目よりフープの距離あけたり、目標時間の設定を子どもたちで考えたり。。。
Kはボールを自分の筒にためこんで運ぼうとしたりと、いろいろ試行錯誤するも、やはり1人で勝手なことをすると連携がうまくとれず、最終的には相手に合わせてボールを繋げていけるように動いていた
途中からは「はい」声をかける姿も見られた
対戦的当てドッチ
ボール送りで目標達成したので、こちらは2回の予定から+αで、3回に
それだけで子どもたちのテンションは上がります
説明は経験ありの2人（Kともう一人）からするよう指示があるが、2人とも聞き手のことを考えず一気に話し出す…
以前のKは、後方でペットボトルを守ることばかりに専念していたが、今回は守りに入らず、前方に立ち、ボールを直接はね返して防ぐことに徹していた
2回戦では、 2人1組でバスタオルを持ち、それを揺らしてボールを投げることになっていたが、2組とも「せーの！」と声は出しているものの、焦りから息が合わない
Kはバスタオル半分にしよう！と相手に提案きたりもしていたが、どちらにしてもなかなか息は合わず…これはドッチとしてはちょっと難しかったかもなぁ…
3回戦は、自分がボールを取ったら誰かにパスしてから、投げるというルール。
「はい！はい！」と言いながらパスしてはいるがこれも相手を見る余裕なく、相手がうまく受け取れないという状況
特に初対面のお友だちだと名前を呼びあわないので、誰にパスしているのか…
Kは途中、「 誰かボールちょうだい！」という声かけがあったり、次の対戦に移るまでにペットボトルを立て直すのを積極的にやっていたりという姿も、見られました
最後に目標に対しての自己評価を聞かれると、
「1回だけ遅かったけど、他の時は素早く集まれた」
と自分の行動を振り返る…
これ、以前にはなかったことなんです
目標を意識していないと、すぐに忘れてしまうんですよね
その1回をK自身が誰に言われたのでもなく、自分で振り返りができたことは、大きな成長だと感じました
昨日、心療内科の医師と…
最近のKは『自分』という人を客観的に捉えることがてきるようになってきたのかも
と話していました。
「一番落ち着くのは『トイレ』次は『1人でお風呂に入ってる時』やなぁ」
「そろばんは問題用紙が大きいと、本番の試験のようでやる気が出るわ～」
」K（自分）がどんな人物なのか…
それを知ることはとても大切なこと。
さらに自分のいいところを、しっかりと心の中でわかってるといいですね。
そう医師は言っていました
引き続き、子どもたちと一緒に『いいとこ探し』をしていこうと思います
毎日寝る前にチェックしているトークン表
も、自分を見つめるのにはいいのかも～
春休みになって、各々の項目をリニューアル
特にKは目標があるほうが動きやすいようで、効果は抜群です
