ニート君(弟)
実家にはニートの弟がいる。年老いた母の年金で生きている。母に電話すると度々弟の話題になる。母「お米がもう無いで挽いてきてと頼んでも全然やってくれへん」私「へーー」母「これだけしか無いんやに。と見せても全然動いてくれへんわ」私「へーー」母「まぁ米無くなったらそうめんあるでええけどな」パンが無ければケーキがあるでええわ的なそんな母の元ニート歴20年超えと育っている。母と昼間顔を合わさず夜型ニート君だけど私が実家に帰ると穏やかに迎えてくれる。私「何時にご飯食べとんの?」弟「うーーーーん・・・・・・・・・・」時計を見ることがないから時間がわからないそうな。時間の概念がないんやーとうらやまし過ぎて言葉を失う私。離れにニート邸もありのんびり暮らすとこんな風に人間出来上がるんだと思うくらいゆるゆるのまったりの弟との何気ない会話はなんか楽しい。最近地元の弱小サッカーチームを応援しているそうな。知り合いのサポーターが遠征先の北海道に応援に行ったらベンチにはその人だけだった話を聞いてお姉ちゃんお金出してあげるから今度北海道又あったら行って来なよ。と言いたくなるのはなぜだろうと思う。私も母と同じや。と思うけど居るだけで彼はいいんだなぁとも感じる。母が死んだらどうするとか私が考えても仕方ないことだし彼の人生同じ働き者の母の後ろ姿見て育っても我が道を行くニート君見ていると私は何がやりたいんだろう私は何をやめればいいんだろうとずっと問いかけ続けて居る。空を見上げて考える。石を押して考える。