【宇治のお茶】について自由研究で発表しようと思い、そのお店を訪れたのは今から16年前のことでした。
京都から鍼灸の輪を広げる活動をしております。鍼灸師のふでやす りかと申します
三星園 上林三入本店(クリックでサイトへいけます。)
場所は世界遺産に登録されている平等院の表参道にあり、
お店から平等院までの距離はほんの数十メートル先!といったようなところです。
天正年間創業の歴史があり、独特の製茶技法を今に伝える宇治茶専門の老舗です。
初代の上林三入さんは、戦国時代の終わりから江戸時代の初めにかけて、宇治茶師の一人として活躍した人物で、徳川将軍の取り巻き大名を中心に多くの武将と交流をもったそうです。日本最古のお茶屋さんの1つであるここは、織田信長、豊臣秀吉、千利休、春日局などに抹茶を納めていたそうです。
天正(てんしょう)を調べると、時は安土桃山時代。
ちょうど大河ドラマの真田丸なことが起きているときのようです。
代々商号を三星園と称し、その商標は三星紋を使われていて、茶畑の地図記号の由来になっているとも伝えられているそうです。
お店の前には将軍家御用御茶師の文字が。
中学生にとってはとてもよい自由研究になりました。(抹茶づくり体験で当主を目の前にし、足がしびれたのもいい思い出です。)
時は経ち、こちらのお店がテレビで特集されている番組をみていた旦那さんが、「行ってみたい!」となり今回訪れました。
お店に入ると母の友人である女将さんに
「あー!お母さんに顔そっくりやな!ここに座って!座って!!」
と、案内され座ると目の前に現れたのは、スイス人のトビーさん。
と、丁寧にお茶を淹れてくださいました。
トビーさんはスイスからこちらの老舗に婿に来られ、上林三入十七代目候補として日々お茶の修行をされています。
世界遺産のすぐそばということで、外国人観光客の方もとても多いですがトビーさんが英語で丁寧に対応されていました。
お店全体を目配り気配りするその立ち振る舞いや物腰の柔らかさはまさに日本人でした。
1階奥は喫茶スペース、2階には「三休庵」といって宇治茶の資料室になっていて貴重な資料をみることができます。3階はお抹茶づくり体験(要予約)ができます。
今回は喫茶で将軍御用「最上」を頂きました。
女将さんから「これオススメ!」と頂いたのが
この極上宇治金時
これで美味しいお茶が家でも飲める!!!
宇治でお茶にふれ、人の温かさにふれ、
温かい空間が広がっていました。
是非宇治へお越しの際はお立ち寄りくださいませ!オススメです
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