こんにちは
突然ですが、あなたは、「自分が一番不幸だ」と思ったことはありますか?
きこえない人の世界に限らず、
「障がいや病気など、身体の不自由に『段階』をつける人」というのは、いらっしゃるように感じます。
これは、ある人との会話でも、出てきた意見です。
きこえない人の世界だけではなく、みえない人の世界でも、同じような意見があるようですね。
この報告書でも、全盲の方が、「単純に、障がいのレベルが重い人の方が辛いと思っていた」と述べています。
しかし、全盲と弱視は、悩みの内容が違うように、、、
全ろうと難聴・中途失聴者の間でも、
悩みの内容が違うのです。
もしかしたら、全く目がみえない、全く耳がきこえないことよりも、、、
見た目で障がいやその辛さが分かりにくい弱視や難聴・中途失聴者の方が、
世間では理解されにくく、悩みが深刻かもしれないのです。
だから、軽い聴覚障がいでも深刻に悩む人がいれば、、、
全くきこえないろう者の方でも、あまり悩まない人もたくさんいます
ちなみに私は、生まれた時は、軽い聴覚障がいで、
小学生の頃に、肺炎になり、聴力が低下したのです。
だから、最初は、軽い難聴でも悩んでいて、重度の難聴の方やろう者の方からは、「わりと聞こえるじゃん」等といわれておりました
しかし、聴力が低下してからは、
「やっぱり障がいのレベルが重くなると辛いのか」と、愕然としました
だから、軽い難聴の方が悩んでいても、、、
同情や共感がしにくくなっておりました
しかし、今では、「やはり、『悩み』や『障がい』には『段階』はないなぁ」と思い直しております
全く耳が聞こえないろう者の方々でも、明るく生きている方々も多いと気づいたからです
弱視と同様、難聴・中途失聴者にも、悩みの本質と解決策が世間に広まってくれたら嬉しいですね