ならば、このアルバムを紹介しなければなるまい。
この先も一生聴き続けるであろう、自分にとっては生活の一部になってしまった感のある
ナイトレンジャーの記念すべきデビューアルバム[Dawn Patrol/ドーン・パトロール]1982年発表である。
で、なぜか当時のLPレコードの邦題は[緊急指令.N.R.]（汗）
わかる人にはバレバレだけどこのブログのタイトルはここから取ったのよ・・・・(^^)
今でもたくさんいるファンの中では以前紹介した2ndアルバム[ミッドナイト・マッドネス]と人気を2分する代表作です。
http://blogs.yahoo.co.jp/kyo_chan_ranger/11284910.html
[ミッドナイト～]がバラードが入ったりバラエティーに飛んだ構成となっていてこの先バンドが向かう方向性を示しているとすれば
この「ドーン・パトロール」はナイトレンジャーの基礎を支えるアルバムと言えるのではないでしょうか。
炸裂するツイン・ギターを前面に押し出しながらも、あくまで“歌”が主体の健康的なハードロック・・・
この、ストレートなアメリカン・ロックに「青春」の匂いを感じるのは俺だけだろうか？
特にケリーのボーカルが若々しくアメリカの「ハイスクール」をイメージさせてくれる。
俺の好きなソープ・オペラ「ビバリーヒルズ90210」（通称ビバヒル）のBGMにピッタリ！（笑）
ギタリスト・ミュージシャンとしての好みはどちらかというと（微妙な差で）「ミッドナイト～」なのですが
俺が未だにアメリカにあこがれ続けているのは中学生の頃このアルバムを通じてアメリカに思いを馳せていたからかもしれない。
この数年後にLAメタルなるブームが到来し、ナイトレンジャーもなんとなくそのジャンル別けにぶち込まれてしまった感があるが今、あらためて聞くとカリフォルニア・ロックという表現がピッタリかな。。。
でも、俺にとってはナイトレンジャーこそが完全無比なるアメリカン・ハード・ロックなんだよなぁ。
ボンジョヴィもヴァンヘイレンも俺のイメージする“アメリカン・ハード・ロック”というジャンルには当てはまらないのです。
とは言えアメリカンHR以外の何者でも無い事も理解してますが。。。。（笑）
（両方とも大好きですよ！）
それと、このアルバムはアメリカよりも日本で早く火がつきました。
BON JOVIしかり当時は真っ先に日本で人気が出て、アメリカで本当のスターにのし上がって行くミュージシャンがたくさんいました。
そう思うと、20年ぐらい前までの日本人って見る目、聴く耳が凄く優れていたんだなと思う。
曲目は以下
1. DON'T TELL ME YOU LOVE ME （邦題：炎の彼方）
2. SING ME AWAY
3. AT NIGHT SHE SLEEPS （邦題：彼女の夜）
4. CALL MY NAME
5. EDDIE'S COMIN' OUT TONIGHT
6. CAN'T FIND ME A THRILL
7. YOUNG GIRL IN LOVE
8. PLAY ROUGH
9. PENNY （邦題：悲しみのペニー）
10. NIGHT RANGER
これまたあまりにも有名すぎる話なのですがこのブログには洋楽好き以外の人も多いのであえて話題にしましょう！
1曲目の[DON'T TELL ME YOU LOVE ME]のイントロ部、およびエンディング部はしぶがき隊 （笑）の
「ゾッコン命(ラヴ）」そのまんまです（汗・・・・）なんていう編曲者かは知りませんが見事にパクられました。
パクリというよりは「完全コピー」音色まで含めていわゆる“完コピ”っす、その意味では凄い！（笑）
「似ちゃった」なんて言い訳は絶対に出来ない、、、、
ブラッドの印象的なアルペジオから始まってジェフのギターはじめ他の4人が一斉に刻むイントロなんて偶然に一致するわけないし。。。。。
アイドルの曲とはいえ、よくも恥かしくも無くあそこまでやれるものだと思います。
曲の最後にもう一回完コピの箇所があって、たしかヤッくん・フッくん・モッくんの三人は「ぞっこん！」と言い放っていたはずだ（笑）
本来ならブラッド。ジェフ・ジャックの三人がそろってギターを振り回しているカッコいいー場面なのに
「ぞっこん！」はないよなぁ（爆）
もし、“ドレミファ・ドン”のイントロクイズに出たらわかっていながら「ナイトレンジャーのDON'T TELL ME YOU LOVE ME」と言いはってやるぞ（笑）
まぁ、そんな事はどうでもいいのですがとにかくこのアルバムは「聴くべし！」なのだ。