曲紹介第3弾は今年の定期演奏会のメイン曲
アレックス・ポールマン作曲
『交響曲第1番「古代世界の七不思議」』
Symphony No. 1
The Seven Wonders of the Ancient World
です![]()
この曲は曲名に“七不思議”と付くように
第1楽章:アルテミス神殿
第2楽章:クフ王の大ピラミッド
第3楽章:ゼウス像
第4楽章:ハリカルナッソスの霊廟
第5楽章:バビロンの空中庭園
第6楽章:アレクサンドリアの大灯台
第7楽章:ロードス島の巨像
の7つの楽章で構成されています。
曲名の“古代世界の七不思議”とは、
紀元前225年頃にビザンチウムのフィロンの書いた「世界の七つの景観」(Επτά θαύματα του αρχαίου κόσμου)の中で選ばれた、古代の地中海地方に存在していた7つの巨大建造物のことです。
七不思議と聞くとオカルト的な物や超古代文明を想像しますが、
Seven Wonders of the World の"Wonders"は「素晴らしいもの(景観)」の意味で、
現代風に言うと 一度は行ってみたい、世界のすごい建造物! 的な感じでしょうか。
当時の技術の粋を集めて作られた巨大建造物達というわけですね
※アレクサンドリアの大灯台のみフィロンが選んだ物ではなく、あとから付け足されたものだそうです。
各楽章は約5分から6分程の短い曲ですが、7曲すべて演奏すると約40分!の大曲です![]()
作曲者のアレックス・ポールマンのホームページでは
「交響曲は巧みで豪華に編曲され、古代の主権者の力と、彼らが建てた最も美しい建物と芸術作品の素晴らしさを表現しています。 さらに、誘惑的な東洋の魅力も神秘的な異国情緒も失われていません。」
※語学力が無いため、自動翻訳です(>_<)💦
と紹介されている様に各楽章はそれぞれのモチーフになっている建造物の
建てられた時代背景、建造物の美しさやすばらしさを表しており、
楽章毎に雰囲気の異なる、40分飽きさせない聴き応えたっぷりの曲となっています![]()
まさに京吹の定期演奏会のメイン曲らしい曲です(*^ー゜)
個人的には 3楽章のゼウス像が好きなのですが、皆さんもぜひお気に入りの楽章(建造物)を見つけてください★
そして、この曲と京吹には実はワンダーな接点があります![]()
曲の楽譜を購入するに当たって、
海外在住の元団員さんに現地で購入出来ないか相談したところ、、
なんと作曲者のアレックスさんが同じ地元の楽団に所属する知人だと判明しました![]()
まさにWorldなWonderですね![]()
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そんな不思議で素敵な縁のある1曲なのです![]()
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世界は狭い…
次の記事では各七不思議の説明をしたいと思います😆👍
ぜひ曲を聴く際のイメージにしてください![]()
担当:きみどり@打楽器
