午前9時45分。
目的地まで向かう途中、
とある駅ビル内を歩く。
すると、
控えめな音量で流れる、
テナント店舗へ向けてのアナウンス。
「あと15分で開店です。
お客様をお迎えする準備は
できていますか?
レジスターの電源は入っていますか?」
レジスター……!
そうだった、
私たちが日ごろ
レジ、レジ、と呼ぶあれは、
レジスター。
昭和な響き。
レジスター。
この駅ビル、
都心ではあるけれど、
どうも昭和っぽさが抜けない、
いまいちあか抜けない(失礼!)のです。
昭和テイスト。
だから、
納得しちゃった。
レジスター。
その語感が、
雰囲気にピッタリよ。
きっと、
スター
の部分が
レトロ感をかもしだしてる。
そういえば、
“有名人”という意味でのスターについて。
昭和のスターはたくさんいるけど、
「平成のスター」
とは言わないですね。
スター
は、
昭和の時代にこそ似合う敬称か。
そんな昭和のスターのおひとり、
西城秀樹さんが亡くなりましたね。
ビックリです。
どうぞ安らかに。
昭和のスターたちが
この世を去るニュースを聞くと、
ふと切なくなります。
レジスターという言葉の
かすかな物悲しさは、
昭和のスターに通ずるものがあったのだと...
本日の、小さな気づき。
