はじめに…
ようこそ。この物語に出逢ってくださいましたこと、心より感謝申し上げます。
インディゴチルドレンの私のために、私の元にやってきた彼。今世では親子という形でめぐり逢い、人生で本当に大切なことを氣づかせてくれるため… 私を成長させるため…
としか思えないようなドラマティックなストーリーが次々と展開していきます。
どうぞお楽しみいただけましたら幸いです。




 

" Transit "

第1章 ⑰

【そつぎょう】

 
 

県立高校の入試も終わり、

その合格発表の前日、卒業式を迎えた。  

 


高校入試のためだけに、

2年弱通った何の未練もない中学校だったが、 

唯一、幼稚園小学校時代からの友達が

一人いたことはクラスは違えど救いだったはず。 

 

そして2年、3年と、

担任の先生にだけは恵まれたことも、

有難かった〜と思いながら

卒業式の中で私は回想していた。 

  

 

   

あっ、卒業式に来ないでと言っていた意味も

この時に理解した。

小学校の卒業式で号泣していた私の姿が残っているのだろう。。

あの時は学校を辞めたり(転校)と色々思い出が…

その後にNZに行ってしまうという状況だったのだもん。色々と感情的になってしまったわけよ。

 

 

 

この中学の卒業式は、

大丈夫!泣かないわ。 

私も学校に未練はないもの。 

ただね、あなたの親になって15年、

本当に有難いくらい色々と成長させてもらって

いろんな経験させてもらって、

すべて誰かの何かのお陰様で成り立っている、

生かされている、ってこと、

感謝しかないなぁ、ってことに

氣づかせてくれて本当にありがとう。

感謝でいっぱいなの。 

 

素敵な子に育ってくれてありがとう。 

私をママに選んでくれてありがとう。  

いろんな経験をさせてくれてありがとう。

今までも、これからも、

誰が何と言おうとも、

私はあなたの一番の味方で応援者でいるわよ。 

 

 

 

義務教育、卒業おめでとう。 

 

この日、私自身も一つ区切りをつけて…

あることを卒業した。 

 

  


 

9年前、小学1年生の時から通い始めた

キララこども絵画造形教室。 

絵が好きとはいえ、あの頃は、

美術科に進むなんて考えてもいなかったわ。

   



 


自然に触れていること、

虫とりをしていること、

絵を描いていること、

 

幼き頃からずっと、

この時ばかりは、

周りの声も何も聞こえなくなるくらい

自分ワールドで没頭しているのよね。

 

  

 

あなた自身が決めた道を、

大好きな世界を、

とことん追求していって。 

そのために私ができることは

この先、何があろうとも全力応援するから。 




 




 
つづく。。。 
 
 
  
 

à bientôt!ウインク