はじめに…
ようこそ。この物語に出逢ってくださいましたこと、心より感謝申し上げます。
インディゴチルドレンの私のために、私の元にやってきた彼。今世では親子という形でめぐり逢い、人生で本当に大切なことを氣づかせてくれるため… 私を成長させるため…
としか思えないようなドラマティックなストーリーが次々と展開していきます。
どうぞお楽しみいただけましたら幸いです。






  
【トランジット】
第1章 ①
はじまり…ここは?パラダイス?






ママ〜〜〜
 

と、キラッキラの瞳で、
まるで宝物をみつけたかのような勢いで、
車に乗り込んできたのは、
小学5年生の終わりを迎える3月のことだった。








物心がつき始めた頃から、
誰に教わるわけでもなく、
毎日のようにお絵描きをして
自分ワールドに浸っていた幼少期。

一緒にスーパーへお買い物に行っても
おやつを選ぶよりも、
必ずおえかきちょうを求める。

幼稚園時代からずっと。
何よりも集中し、
先生からも褒められ、
賞をいただいていたのも
絵や工作。




習い事の英会話やピアノ、カートよりも、
絵を描くことだけは毎日欠かさず
当たり前になっていた。


それは、私の実家に泊まりに行く時も。
小学生になってもずっと続いていて…
 
ある日、私の両親が言ったのだ。
 

こんなに毎日毎日、
絵を描くのが好きなのだから習わせたら⁈




そうね〜 
体験に一度連れて行ってみようかな〜
 
 
そんな会話からすぐにその日が訪れたのだ。 
 


 
初めて足を踏み入れた瞬間から、
そこは彼にとって
"パラダイス" そのものだった。 
ブルーシートが敷かれ、
絵の具の香りに包まれたその空間は
ワクワク感で胸が躍りだし。。。 



初日の体験が終わる頃には、
また明日も、そして明後日も、学校よりも
毎日通いたい氣持ちで溢れてしまっていたのだ。
 
 

ありがとうございました〜。
大変お世話になりました〜。
 
と… お迎えに行くと、
 
陽のエネルギーに満ち溢れた女の先生が、
(この方が学院長だった)

久しぶりに宇宙人に会いました!

と満面の笑みで私に言った後、

Kくん、どうでした〜?
楽しかった?

 
ぼく、毎日ここに来たい!
ねぇ、ママい〜い⁈
 
 
毎日って訳にはいかないわよ〜 (苦笑い)
 

と笑いながら早速、
入会の手続きをしている
私と学院長先生の周りで
飛び跳ねていたのだ。

 
 

そんな訳で、
小学1年生からキララこども絵画造形教室に 
通い始めたのだ。



ピアノはほとんど練習せず、
レッスンの時にしか弾かないことに、
昔、教えていた経験がある私自身が
耐えられなくなったある日、 

練習をしないのなら辞めましょう。
先生に自分で話してください。
と。



ピアノの先生と本人の話し合い、
そして私と先生の話し合いで辞めることになった。
(でもね、その後もずーっと、もちろん今も、
音楽が大好きなことは変わりなく、
なくてはならないものの一つであること、
共通共有の話題になるのも
あの時の経験があるから、
と嬉しく幸せなのである。)



その後、週2〜3で通っていたカートは、
クラッシュを機に恐怖心が芽生え、
スピードが上がらず…
マシンを買う直前に辞めたのだった。 



F1レーサーになる、
と幼稚園の頃から口にしていた最初の夢は
これにて終了ハートブレイク

(小学校低学年)


  


つづく。。。 


À bientôt ウインク