1858年10月25日、徳川家茂が江戸幕府14代将軍に就任しました。
家茂といえば、大河ドラマ 『篤姫』 『龍馬伝』 『八重の桜』 『西郷どん』 など幕末には必ず登場しますよね
さて、家茂は和宮と結婚した後、1863年に京都に来ています。 上洛の目的は、家茂と孝明天皇との間で公武合体を押し進めること。
家茂は御所に参内した後、天皇と供に、下鴨神社や上賀茂神社を行幸。 そして、後日、石清水八幡宮も行幸することになったのですが・・・
家茂は風邪のために欠席。 代理として次の将軍になる慶喜が行ったのですが、腹痛で石清水八幡宮を参拝することはありませんでした。
これは両人とも”仮病”ではないかと言われているのです
この石清水八幡宮に参拝の際、孝明天皇から家茂に「接刀」が授けられる予定でした。 接刀とは古代より、将軍が征伐に向かう際、天皇から授けられる刀のこと。
結局、2人とも刀を受け取ることはありませんでした。 天皇から直に譲位の命を下されるのを避けたともされています
さて、前置きが長くなってしましましたが、天皇が大事な刀を渡したかった石清水八幡宮とは一体どんな神社なのでしょうか
1.二所宗廟(にしょそうびょう)の一つ
皇室が先祖に対して祭祀を行う二つの廟のことで、伊勢神宮と石清水八幡宮の二ヶ所のみ。
2.裏鬼門の守護
延暦寺と供に京都の裏鬼門を守護する寺社として重要視された。
3.日本三勅祭の一つ
「葵祭」「春日祭」と供に「石清水祭」は、日本三勅祭の一つとされる。
というように、実は大変由緒ある神社なのです
山頂にありますので、ケーブルカー(約3分)がオススメですが、体力に自信のある方は、30~40分で歩いて参拝することも可能ですよ
<アクセス>
●京阪「石清水八幡宮」下車、参道ケーブルに乗り換え、徒歩約5分
※駐車場あり
<参拝時間>
●5:30~18:30(季節によって変動あり)
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