突然ですが、奈良の東大寺にはお水取りが行われる二月堂、法華堂の三月堂があるのに、なぜ一月堂(正月堂)がないんだろうと思われた方いらっしゃいませんか
実は、正月堂は京都の笠置寺にあるのです
笠置寺の本堂である「正月堂」は、創建当初、弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)を礼拝するために建立されました。
しかし、何度も焼失したことで、その炎により弥勒磨崖仏の姿が消えたと伝えられています。
本来の正月堂は、奈良時代の僧であった実忠(じっちゅう:東大寺を開山した良弁の弟子)によって、752年頃に建立されたとされています。
実忠が笠置山で修行を行っていた行法を伝えたのが、第1回目の法要で、それが東大寺のお水取りの起源とされています。
現在のものは1957年に改修されたもので、堂内には弥勒磨崖仏の復元された姿を確認することができますよ
<アクセス>
●JR「笠置」下車、徒歩約45分
※有料駐車場あり(ナビ設定はホームページでご確認ください)
<拝観料>
●大人 300円
●中学生 100円
●小学生以下 無料
<拝観時間>
●9:00~16:00
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