昨日は西寺のお話を書きましたが、本日は東寺と西寺のちょうど中間に建立されていた羅城門(らじょうもん)のお話です。
そもそも「羅城門」とは、都を取り囲む城壁である「羅城(らじょう)」に開かれた門という意味で、平安京以外にも平城京にも設けられていました。
平安京にあった羅城門は、幅36m、高さ21mの巨大な門でしたが、816年には大風で倒壊したと言われており、再建されたものの980年の暴風雨で再び倒壊。 その後は再建されることがなかったようです
ただし、『今昔物語集』によれば、倒壊以前からすでに荒廃しており、上層には死者が捨てられていたと言われており、それが後の芥川龍之介の『羅城門』の題材ともなりました。
こちらも西寺と同じくひっそりと石碑が立つのみ。
当時の羅城門をご覧になりたい方は、京都駅前に模型がありますよ
西寺跡 → 羅城門跡 → 東寺 は現在でもほぼ一直線に位置しています。 散策にいかがでしょうか
<アクセス>
●市バス「羅城門」下車、徒歩約2分
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