母の日。
毎年、お花が多かったのですが、今年は忙しく、ゆっくり選ぶ暇も
なかったため、和菓子を購入しました。
笹屋伊織の「だるまさん」
1個 250円
だるまの形をした最中に、栗がまるまる1個入っています
本店か、大丸京都店の週末にしか置いてないので、なかなか買う
のに苦労します・・・。
実は、この「だるまさん」のお話を女将から聞いて以来、機会が
あれば買わせていただいています
そのお話とは・・・
ある日、老夫婦が訪ねてきて、「だるまさん」を涙を流しながら
店内で食べられたそうです。
その理由を聞くと、まだ小さい頃、このお店の前を通って学校に
通っていた際、いつもこの「だるまさん」を見ていたそうです。
しかし、子供だからそんな高価なものは食べられない。
そのうち、戦争になり出征し辛いことがあると、だるまさんが
『ここで泣いたら、ワシを食べれへんぞ」と声が聞こえてきたそうです。
その声に何度も励まされて60年。
念願の「だるまさん」を食べて、涙を流されたそうです。
このお話をされた後、女将さんはこう言われました。
同じところで同じものを作り続けるということ。
それは、誰かの思い出を作るということです。
そんな思いをちょっと片隅に置きながら、家族みんなで美味しく
頂きました
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