春めいた暖かさの中、卒業式が行われているところも多いと
思います
さて、京都市左京区にある京都造形芸術大学では、ある一人の
男性が卒業を迎え、ニュースとなりました。
それは、96歳のおじいちゃん
通信教育の陶芸コースを受講した高松にお住まいの平田さん。
定年退職後、趣味で始めた陶芸教室で、仲間に触発され、
85歳で入学を決意。
大学院に進学した孫とどちらが早く卒業できるか競われた
そうですが、80代での卒業は断念。
陶芸史と著作権研究のリポートを提出し、11年をかけ
ようやく今春に卒業となりました
大学側は、世界最高齢の大学卒業生として、ギネス記録の認定を
申請するそうで、卒業式の日に学長から
「大学院に進学し、世界記録を更新して」とエールを送られましたが、
平田さんは「もう多くの月謝を払ってきたので」と、笑顔でかわされた
そうです(笑)。
今後は自宅の工房で「陶芸教室を開く日々を楽しみたい」と話され、
元気な姿で、母校を後にされました