三十三間堂と頭痛 どんな関係? | 京こね☆ニュース

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みなさん、肩こりから頭痛に悩まされることありませんかはてなマーク


私も姿勢が悪く、よく肩こりになり、頭痛がひどい時がありました。


さて、話はかわりますが、三十三間堂。


実は、『頭痛』と関わりの深いお寺でもあります。


一体どんなつながりがあるのでしょうかはてなマーク



その昔、後白河上皇は頭痛に悩まされていました。


そこで熊野で祈願したところ、お告げがあったのです。


「上皇の前世は熊野にあった蓮華坊という僧侶です。


修行の功徳によって今は天子の位につかれるくらい高貴の方に


生まれてきましたが、その蓮華坊の髑髏(どくろ)が岩田川の


底に沈んでいます。


その髑髏を貫いて柳の木が生えていて、風が吹くと柳の木が


揺れて髑髏に触れ、上皇の頭が痛むのです」


といいました。


そこで、川を調べさせたところ、髑髏が見つかり、その髑髏を


三十三間堂の千手観音の1体の像に塗り込め、さらにその柳の木を


伐って、京へ運び、三十三間堂の梁に使ったところ、上皇の頭痛は


平癒したそうです。


そして、正式名称である蓮華王院の名は、前世の蓮華坊の名を


とって付けられたと伝えられています。



さて、三十三間堂ではお正月の通し矢の日、


楊枝(やなぎ)のお加持(かじ)」という法要が営まれています。


伝説の通り、頭痛に効くとされています。