私は今日から夏休み。
いつもよりは時間がとれるため、研究に力を入れたいと思います
でも、やっぱり1日ぐらいは京都散策でもしたいなぁ。
ということで、今日は、私が研究している保津川下りについて、
参考にしている本を紹介してみたいと思います。
明治34年に、来日し島津家の家庭教師となった一人のイギリス人女性
エセル・ハワード。
日本で何を見、何を感じたのか。
養育体験記でもある一方、激動する明治の姿を伝える回想記でもあります。
- 明治日本見聞録 (講談社学術文庫)/講談社
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さて、この中の 「第9章 関西旅行」 には、保津川下りが登場し、
その時の様子がこう書かれています。
それに乗るのは、恐ろしく危険なように見えた。
しかし、それはすばらしい舟旅であった。
特に、曲り角で船頭があちこちの岩や行き交う
長くつないだ筏舟を避ける様子は、見ものであった。
神社仏閣以外に、京都の観光地として、すでに外国人にも
愛されていた保津川下り。
この見聞録以外にも、多くの外国人が保津川下りを体験した
ことを残しています。
今後も明治の保津川下りについて、もっと深く勉強してみたいと思います