久しぶりに「京は何の日」。
1205年、新古今和歌集の完成披露宴が行われた日です。
う~ん、この時代はピンとこないなぁという人多いはず。
私もさっぱり、分かりません
現在、放送されている大河ドラマの主人公・平清盛が亡くなったのが
1181年ということですから、それより少し先のお話。
新古今和歌集は、後鳥羽天皇の勅命によって編纂されたもので、
古今和歌集から始まる「八代集」の最後の和歌集です。
ちなみに、後鳥羽天皇は、後白河天皇の孫で、安徳天皇の異母弟。
・・・混乱してきた人のために。
大河ドラマで、後白河天皇を演じているのは、松田翔太さん。
まあ、大河ドラマでは登場するかどうかは分かりませんが、彼の孫にあたります。
そして、安徳天皇というと、源平最後の戦い・壇ノ浦で、入水して亡くなった天皇。
お母さんは、平清盛の娘・建礼門院です。
話は新古今和歌集に戻して。
集められた和歌の中で、一番多かったのは、西行の和歌なんだそうです。
1979首が収められ、西行はそのうちの94首を占めています。
ちなみに、西行は、藤木直人さん
和歌に秀でた武士でしたが、23歳という若さで出家。
その後は、諸国を巡り、多くの和歌を残しました。
西京区の勝持寺には、西行が植えたとされる「西行桜」があり、
「花の寺」と呼ばれるほど、四季折々の花が出迎えてくれます