祇園祭の山鉾巡行も終わり、台風も近畿を通り抜けました。
今は、あの雨がウソのような青空が広がっています
さてさて、今年の祇園祭の宵山というと、土曜日だったので
大変な賑わいでした。
45万人だったそうです
これ、いつも思うんですが、どうやって数えてるんでしょう
人口密度で計算しているのかな
宵山は毎年7月16日なわけですが、実はこんな行事も行われるのです。
それは、新撰組のパレード。
な~んで、わざわざ宵山の日かというと・・・
あの有名な池田屋事件が起こったのは、祇園祭の宵山の日だったんです
現在とは違い、先祭りと後祭りとありましたので、日にちは違いますが、
ではなぜ、その日だったかというと、宵山から巡行にかけて多くの人出がある。
このどさくさに紛れて、御所周辺に火をつけ、天皇を長州にお連れするという
計画が持ち上がっていたんですね
それを池田屋で画策しているところを、新撰組がやってきたというわけです。
ただ偶然に宵山の日に池田屋事件が起こったわけではなかったのです。
さて、このパレードは、京都新撰組同好会が毎年開催しているもので、
だんだら模様の羽織を着て、壬生寺から四条通、八坂神社まで行進します。
翌日の17日(山鉾巡行の日)には、東山区にある霊明神社で、禁門の変などで
討ち死にした長州の志士をしのぶ慰霊祭が行われたようです。
実は、華やかな祇園祭の陰には、こうした行事も行われているんですねぇ