京都には食べ物に関するいろいろな行事があります。
「鹿ケ谷かぼちゃ供養」や「大根焚き」など・・・。
その中でも、夏によく採れるキュウリにも行事があるんです。
京都市北区にある神光院では21日に「キュウリ封じ」が行われました。
「キュウリ封じ」とは、名前を書かれた紙をキュウリに巻き、それを
祈祷してもらい、健康を願うというもの。
実はこの「キュウリ封じ」、とても古いもので、平安時代に弘法大師が
伝えたとされます。
神光院自体も弘法大師の霊場。
その頃は、病を封じたキュウリを地中に埋め、土に返るのと同時に
病も消えると信仰されていたそうです。
まさに「キュウリに封じ込める」わけですね
なぜ、キュウリなのかは・・・・知りません
キュウリといえば、その切り口が八坂神社の神紋に似ていることから
その八坂神社で行われる祇園祭の期間中、キュウリを口にしない
風習も残っていますよ。