今日はPVP=Pre-Visit-Pharmaceuticalsについてお話していきます
PVPとは動物病院への恐怖や不安がある動物に対して
来院前に飲んできてもらうお薬のことです
これは小児科でも行われている手法で
手術前に処置をする際
坐薬を入れて少し眠くなってもらったりします
2歳や3歳の子に言葉でいくら説明をしたところで
痛みを伴う処置の場合はパニックになることもあります
動物は言葉が通じませんから
今から何をされるか分からないまま保定されて
色々されるのは
とても不安なことでしょう
サプリメントから本格的に寝てもらうお薬まで
様々な種類があります
その子が今から行う検査や施術
病院での普段の様子
年齢や体調に合わせて
どの薬が良いのか飼い主さんと一緒に選択します
例えば巻き爪になってしまうから
定期的に爪切りが必要なねこちゃん
でも病院も爪切りも苦手、、、
そんな時はジルケーンというGABAに作用する
サプリメントを来院前に飲んできてもらうと
落ち着いて爪切りをさせてくれることがあります
例えば採血しなければならないけれど
病院が苦手で少しパニックになってしまうような
わんちゃんやねこちゃん
サプリから試してみても良いのですが
抗不安作用のあるお薬を使うと
採血中にトリーツを受け付る余裕が生まれるので
トリーツを食べながら穏やかに行うことができたり
もちろん本来であれば動物病院への社会化がなされるべきではあるけれど、、
病院に来て何も受け入れられないような子に対して
もしくは早急に検査が必要である子に対しては
積極的に不安を取り除いてあげて
良い経験(学習)を積ませてあげることも重要です
詳しく知りたい方はぜひ当院にご相談ください
3月からオンライン診療(相談)も行っておりますので
そちらもご活用いただけたらと思います
オンライン診療の説明に関してはコチラ
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では、またお会いしましょう