本日はネコちゃんのワクチン
2024年1月現在
国内にネコちゃんのワクチンが
3種混合(不活化もしくは弱毒)
5種混合
猫エイズウイルスに対する単体
と3種類が存在します
※ちなみに猫エイズ単体のワクチンは
2024年の夏に販売終了が決まっているため
ネコエイズに対するワクチン
については説明を割愛いたします
(機会があれば番外編でお話ししようと思います)
3種混合はネコちゃんでコアワクチンに指定されている
ネコカリシウイルス
ネコヘルペスウイルス(猫伝染性鼻気管炎)
ネコパルボウイルス(汎白血球減少症)
に対するワクチンです
5種混合では上記に加えて
クラミジア
猫白血病ウイルス
に対するワクチンが含まれています
ちなみに、クラミジア感染症は
免疫力低下時に感染すると
他のウイルスとの多重感染で
結膜炎などの症状が強く出ます
また猫白血病は
発症すると血液の癌化
具体的にはリンパ腫や白血病となり
生死に関わります
感染経路としては子猫であれば出産時やグルーミング
成猫であれば喧嘩での咬傷によって移ると言われています
病気自体が減っていることは確かですが、
地域によっては猫白血病が蔓延している地域もあり
シェルターの子ネコさん(もしかしたら陽性のネコさんと接触があるかもしれない)
外出するネコさん
同居ネコさんが白血病ウイルス陽性
以上の場合は打つことが選択肢となってきます
まとめますと・・・
室内のネコさんは3種混合
環境によっては子ネコさんや外出する子は5種を検討
といった選択肢になります
次回は
抗体価測定とワクチンのデメリット
についてお話ししていこうと思います
では、また次回お会いしましょう