学びを結果に変えるアウトプット大全
「ちゃんとした文章を書かなきゃいけない、、、」
とか考えてるからブログ書くのが億劫になるんだろうな、ともっと気楽な感じで書けばいいじゃないかと分かっているものの、生来の真面目さゆえか、そもそもグズグズ言いながらも文章を書くのが好きなのでしょうね。
結局、長い文章を書いてしまいますw
どうもこんばんは、踊るあん摩マッサージ指圧師のきょんです。
3〜4ヶ月前に買った本をようやく読み切りました
集中して読めば2〜3日で読めるのに、余計なことに気を取られ、マンガを読み漁ってしまうが為にこんなに時間がかかる羽目になる
ほんまにアカンわ、ケータイの漫画アプリ
今回読んだのはこの二冊。
永守さんの本のついては別の機会に譲るとして、今回は精神科医でもある樺沢先生の「学びを結果に変えるアウトプット大全」を紹介しようと思います。
最近、読書するときはアウトプット用に気になったところに付箋を貼るのですがこんな量になりましたwww
1、アウトプットの基本法則①
「2週間に3回使った情報は長期記憶される」
人間の記憶は重要なものは「長期記憶」、重要でない情報は「短期記憶」として忘れられていきます。
僕も治療院の同僚のどうでもいい話は秒で忘れます。
しかし、重要な情報として何度も使う情報は残ります。
一度インプットされた情報は「海馬」という記憶の金庫に2〜4週間、仮保存されるそうです。
その間に何度もその情報を使用すると長期記憶として残るのだそうです。
その目安は「2週間に3日以上」と言われています。
「情報を使う」とはもちろん「書いたり話したりしてアウトプットすること」です。
2、アウトプットの基本法則②
「インプットとアウトプットの割合は3:7」
経験則として教科書を読んでノートにまとめる勉強法より、どんどん問題を解いて答え合わせとしてインプットしていく勉強法の方が身につくなという気がします。
実際にコロンビア大学でそんな実験が行われたようです。
インプットとアウトプットの黄金比は3:7。
つまり暗記3:問題集7。
インプットの2倍近くをアウトプットに費やした方が身につくのだそう。
これは結構難しいぞ、日本人。
インプット型の義務教育メインで育ってきてるからね。
3、アウトプットが楽しくなる話し方①
「少し話し方を意識するだけで人生が変わる」
①悪口を言わない。ポジティブな言葉を使う
ノースカロライナ大学の研究ではポジティブな言葉が多いチームの方がビジネスで高い利益を上げ、チームメンバーの評価も高いようです。
研究ではこのようなポジティビティ比率になったようです。
<うまくいっているチーム>
ポジティブな言葉3:ネガティブな言葉1
<すごくうまくいっているチーム>
ポジティブな言葉6:ネガティブな言葉1
会社への愛着も低く、離職率も高いチームは比率が3:1以下だったそうです。
またうまくいっている夫婦の間ではポジティビティ比率は5:1だったそうです。
ポジティブな言葉がネガティブの3倍以上必要です。
また、悪口を言うことの弊害は
1)ストレスホルモン(コルチゾール)が増える
長期のコルチゾール分泌は身体免疫力を低下させ、さまざまな病気の原因になります。
また悪口を言い続けると認知症になる危険性が3倍高いことも報告されています。
(東フィンランド大学の研究より)
2)人間関係が悪化する
人の批判や悪口を言うことは強力なアウトプットであり、記憶に強く刻まれます。そして直接は悪口を言っていないとしても非言語的なメッセージとして、その悪い感情や思いは周囲や本人に伝わってしまうのです。
3)悪口を言うことはネガティブ思考のトレーニングになってしまう
人の悪いところばかりが目につくようになり、自分の短所・欠点・悪いところにも目がいくようになります。ネガティブな人生を自分で作り出すことになります。
②アイコンタクトは「想い」や「感情」を伝える
人間は話している相手からの情報の7割を非言語コミュニケーションから得ているという話があります。
目を見て話すことはお互いの感情の機微が伝わりやすくなり、相互理解が深まります。
また、アイコンタクトによってドーパミンが分泌されます。
ドーパミンは「嬉しい」「楽しい」といった幸福物質であり、モチベーションを高め、記憶を増強する効果もあります。
4、アウトプットが楽しくなる話し方②
「営業にも活かせる話し方」
①上手に説明するための7つの方法
上記の図のように、説明することは記憶に残すことであり、脳のトレーニングにもなることは実体験でも感じていたし、専門学校の生理学の授業でも習いました。
グループ学習などで互いに教え合うことで個々の深い理解を促す狙いですが、上手に説明する為にはコツがいるものです。
原著では上手に説明する為の7つの方法が書かれています。
- 大きな声ではっきり話す
- 堂々と自信を持って話す
- 最初にポイントを話す:先に結論や要点を述べる
- 話は短くシンプルに:人気漫画「僕のヒーローアカデミア」の準主役キャラ爆豪くんも言っています。
こんなに長いブログ書いてて「どの口が言う」ってねw - 例を使う
- 権威を使う:「ハーバード大学の研究によると〜」「世界チャンピオンのアルーナスが言うことには〜」とかの方が説得力でますよね。普段から引用できそうな情報をストックしておくことが大事。
- 数値を使う:これもよく言われることですね。曖昧な表現よりも数字を使って説明する方が説得力があります。これはサラリーマン時代に意識するように教わりました。
②伝わる自己紹介の方法
個人的に目からウロコというか、「やっぱりね!」という内容がこれ。
事業主として仕事をし始めて以来、
多くの場で自分の仕事内容を兼ねた自己紹介が必要となりました。
「自分はどういう仕事をしているのか」
「あん摩マッサージ指圧師ってなんなのか」
「自分の使う手技の特徴ってなんなのか」
など、初めての相手に自分を端的に伝えることの必要性を感じていました。
そこで使えるのが、
自己紹介を「30秒ver」と「60秒ver」の2パターン作っておくこと
だそう。
さらに記憶に残り、共感される自己紹介のポイントが6つあるそうです。
- 専門用語を使わずに、わかるように話す
- 他人と差別化できるポイントを盛り込む
- 数字を盛り込む:「年間2000人の施術をしているあん摩マッサージ指圧師」とか「自費だけど月商150万の治療院」とか。これは願望ですけども笑
- 自分が何を実現したいのか、行動や考え方の指針を盛り込む
- 前を向いて、笑顔で、大きな声ではっきりと話す
- 自分らしさを追加する:「自分がどう見られたいか」という自分の個性をアピールできるエピソードを盛り込むといいそう。
あん摩マッサージ指圧師のきょんです。スカイツリーから徒歩3分の場所に
「はり・きゅう・マッサージ なりひら治療院」
という鍼灸・指圧の治療院を開業しています。2021年の緊急事態宣言下で開業しましたが、今では月に100名前後の方々にご来院頂いております。私にはあん摩マッサージ指圧師という職業を通じて、3つ実現したいことがあります。1つ目は大学時代に始め、現在も続けている社交ダンス界へ貢献すること。多くの人が長くダンスを続けられるよう、また、少しでも日本のダンサーのレベルアップに貢献したい。2つ目は、より多くの人たちの日常生活のパフォーマンス・クオリティUPに貢献すること。3つ目は、マッサージや指圧といった手技療法にも国家資格が必要であり、あん摩マッサージ指圧師という免許の認知度を上げること。皆さんの日常生活のお役に立てればと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
これで400字、60秒程度でしょうか。
最後の実現したいことを纏めれば30秒verもできそうです。
③売り込むではなく、商品の価値を伝える
5、感謝することで分泌される脳内物質
「感謝は最高の脳トレ」
最近では多くの研究で感謝やポジティブな感情が多いと心臓血管系が安定し、免疫力も高まり長生きできるという結果が報告されています。
感謝すると分泌される脳内物質が4つあると言われています。
どれも皆さんも聞いたことがあるものだと思います。
- ドーパミン
幸福物質。幸福感、モチベーションUP、学習機能UP、集中力UP、記憶力UP - セロトニン
癒しの物質。安らぎ、落ち着き、緊張緩和、共感 - オキシトシン
リラックスの物質。安らぎ、愛情、親切、信頼感、免疫力UP - エンドルフィン
脳内麻薬、究極の幸福物質。幸福感、多幸感、リラックス、集中力UP、免疫力UP
人気格闘漫画「刃牙シリーズ」でもよく出てきますね、エンドルフィン。
刃牙がすごいのは自分でエンドルフィンの分泌をコントロールできるところですねw
特にエンドルフィンは感謝した時と感謝された時に分泌されるといいます。
自分から感謝することも他人から感謝されることも心と体でプラスの変化が起こっているのです。
自分から率先して「ありがとう」と伝えてみましょう
6、能力を最大限に引き出す書き方
「書くことは一番簡単に脳を刺激する方法」
①「手で書く」ことで脳が活性化される
書くことでRAS=脳幹網様体賦活系と呼ばれる、神経のネットワークが刺激されます。これが刺激されると大脳皮質全体に、集中力を高め、積極的に情報を収集し始める信号が送られます。結果として、記憶力や学習能力が向上するという仕組みです。
書けば書くほどRASが活性化すると言われています。
それはタイピングよりも手書きの方が記憶に残りやすいという研究結果も出ています。
手書きの時のみ前頭葉にあるブローカ野という言語処理に関する部位が活性化するそうです。
今こうして、アウトプットをブログとしてタイピングしている私は非効率なアウトプットをしている訳です笑笑
②ToDOやアイデアは常に書き出すつもりで
読書の内容を記憶したり、
今日やるべきことを洗い出したり、
新しい企画を考えたり、、、
頭を使わなきゃならない作業において「書き込む」「書き出す」という行為が非常に有効です。
読書をする時は覚えたい部分、重要だと感じた部分、新たな気づきを得た部分などにペンやマーカーで書き込んでしまいましょう。
書き込むことで読書というインプットがアウトプットに変わります。
能動的に読書することでRASが活性化します。
しかし、脳は同時にインプットとアウトプットをこなすことはできません。
脳が同時に作業できるのはおよそ3つ前後だそう。
3つの枠をどのように効率的に使うのか。
その1つのワザが「書き出す」です。
覚えた情報や閃いたアイデアやふと思い出したToDOなどを書き出し、頭の中の3つのトレイを空にして、また新たな情報をインプットする。
書き出すことで「やるべきこと」「やらなきゃいけないこと」「やりたいこと」がクリアになっていきます。
③ひらめきにもコツがある
「めっちゃいいこと思いついたわ!!」って思ったことが10分後には忘れているなんてことはしょっちゅうありますよね
閃いたこと・気づいたことは30秒から1分以内にメモすることが重要。
3分もしたら大抵忘れます笑
そして閃きを得る為の環境も大事。
ぼーっとしている時ほど閃きは降りてくるのだそう。
「創造性の4B」というアイデアが生まれやすい環境や場所があるそうです。
<創造性の4B>
1、Bathroom(お風呂)
2、Bus(乗り物、移動中)
3、Bed(寝室)
4、Bar(お酒を飲む場)
閃くためには実はリラックスした時間、ぼーっとした時間が重要だそうです。
これも皆さん経験があるのではないでしょうか
さて、しかしながらただボーッとしているだけではアイデアは生まれないそうです。
閃きが生まれる前にはしっかりと事前準備として、今直面している問題や課題と徹底的に向き合ってからボーッとする必要があります。
問題と徹底的に向き合った後はくるべき時をボーッと待つと、ある瞬間に降りてくるのです。
7、結果を出すための行動
①決断や願望だけでは現実は変わらない。
行動を変え、継続せよ。
インプットとしていろんな気づきや閃きがあったら、次は行動に移さなければなりません。
気づきや閃きはインプット。
それらをToDOにすることがアウトプット。
次はToDoを行動に移す。
この行動こそが自己成長になります。
しかし、行動は即結果に繋がることは滅多にありません。
ビジネス、勉強、スポーツ、恋愛、健康、、、全て継続しなければ結果になりません。
私は日々の施術の予定に加え、
ブログやSNSなど何か一つ以上を作成・発信すること(アウトプット)と
手技療法や医学に関する専門誌などでの情報収集(インプット)の
どちらか一つは1時間以上することを日課にしています。
(できてるとは言い切れませんが)
続けるためのコツはいろいろありそうですが、やはり楽しんで続けられることに限るかと思います。
そもそも毎日のように人の身体を診せていただき、施術させていただき、患者さんが
「楽になった」と笑ってくださるというだけでも楽しいものです。
仕事そのものが自己成長だと感じています。
もう少しブログの頻度を上げることが直近の課題ですかね、、、
いや、毎日腹筋とストレッチを続けることかな、、、
②楽しくチャレンジする
いきなり「月200名施術、月商200万を目指す!」とか「月に100本ブログ書く!」とか無理です。
続かないし、達成もできないし、そもそも達成までのプロセスも検討がつかない
だけどそもそも
「新しいことにチャレンジするのが怖い。失敗するくらいなら今のままがいい」
とか考えるようなら自己成長はないですし、
「チャレンジする気もない、何かを変える気もない。発想さえもない」
というなら事業執行者としての資格もないとさえ考えます。
常により良い自分、より良い治療院、より良い会社を目指して、新しいことに取り組み発展させていかなければならないでしょう。
現状維持でいいならずっと家に閉じこもってればいい。
そのように現状維持で自分の居心地の良いところをコンフォートゾーンと言いますが、この領域は安心できるけど成長はありません。
成長のためにはコンフォートゾーンの少し外、「楽しい」という感情で挑戦できるラーニングゾーンにいる必要があります。
このラーニングゾーンも幸福物質のドーパミンが分泌されます。集中力が高まり、やる気が出て、記憶力が高まります。
チャレンジしても楽しくない、怖い、不安という気持ちが先に出るなら、それは危険領域まで踏み込んでしまっています。この領域ではストレスホルモン(ノルアドレナリン)が分泌されてしまいます。
少し頑張れば実現可能な「プチ目標」を掲げるのが良さそうです。
僕も今日から腹筋30秒をとりあえず1週間続けてみますw
なんにせよ、
「考える」→「ボーッとする・気づく」→「計画する・目標を立てる」→「実践・実行する」→「評価する」→「考える」→・・・
という一連のプロセスを継続することが大事ってことですね。
要はPDCAやないかーい
③まず、始める
いろ〜んな気づきは日々感じていると思います。
でもなかなか実行できない、、、
わかります。
痛いほどわかります。
もうね、コツは1つで「まずやる」しかないんです
5分でいい。筋トレとかストレッチだったらもはや30秒か1分でいい。
まず始めてみるしかないんです。
このブログ、始めてみたはいいもののすでに6000字を超えています。
書き始めた頃はこんな文字数になるなんて思ってなかったし、むしろ最初から「6000字書け」って言われてたらきっと挫けています。
でも書き始めたらこんなにボリューミーになりました。
読んでる人にとっちゃ大迷惑かもしれません
人はやる気が起こるから行動するのはなく、行動するからやる気が湧くそうです。
それを作業興奮と言います。
脳にある側坐核という部位が活動し始めると海馬や前頭前野に信号を送り「やる気」が出て脳の調子が上がっていくというメカニズムだそう。
側坐核はある程度の刺激がないと活動し始めないようですが、その必要時間は5分。
運動の方が短時間で集中に入れる気がするので、もしかしたら作業よりも運動の方が側坐核への刺激が強いのかもしれません。
まず5分だけやってみるが合言葉です。
④健康を管理する
・6時間以下は睡眠不足。
1日7時間以上の睡眠時間を確保すると記憶力も集中力も注意力も上がる!病気のリスクも下がる!
・運動は1回1時間×週に2日以上の有酸素運動を。
脳の神経細胞の新生も豊富に起こるし、ドーパミンが分泌されることで記憶力、集中力、学習機能、モチベーションが上がる!
・笑う!!
笑うとセロトニン、ドーパミン、エンドルフィンが分泌されます。これらの脳内物質については「5、感謝することで分泌する脳内物質」で記述しています。笑顔は緊張を緩和させ、ストレスを発散させるのです。
・健康について記録する
多分、これは認知行動療法的にも効果があるのではないでしょうか。毎日の体重・気分・睡眠時間を記録しておくのです。
「昨夜飲みすぎて気分が悪い」
「今日は睡眠時間が少なくて調子が上がらない」
反対に
「昨夜は早く布団に入ってたっぷり寝れたので調子が良い」
「昨日はダンスを2時間やって心地よく疲れたので深く眠れた」
など、
「どういう生活リズム・習慣なら調子がよくなる/悪くなる」ということに気付きやすくなると思います。
不眠・不安感・慢性的な疲労感のある方など原因のハッキリわからない不調感がある方は是非とも取り入れてほしい習慣だと思います
8、何かを変えたいのならばアウトプットするしかない
とまぁ、長〜くつらつらと書いて参りました。
おそらく最後まで読んでくれている人はほとんどいないと思います笑
世間にはいろんな勉強会やセミナーがあります。
いろんな自己啓発本があります。
でも、勉強会に参加しているだけ・本を読んでいるだけではあんまり人生は変わらないです。
もちろんインプットも大事です。
それ以上にインプットから得た気づきや閃き・アイデアを
情報として、言葉として、行動として表現しなければ、
誰にも何も伝わりません。
たとえ凄く高邁なことを考えていたとしても、誰かに届かなければ意味がないのです。
僕自身、圧倒的に結果が出ているとは言えません。
でもアウトプットを継続していけば何かしらの結果が出るものだと思います。
自分が描いた理想やビジョン、求めたものを自分の力で手繰り寄せることができるよう、
インプットとアウトプットを習慣化させていきたいと思います。
長文・乱筆にも関わらずご覧頂きありがとうございましたm(_ _)m