今日も
 朗らかに 安らかに
 喜んで  進んで  働きます

 

毎週参加できていないことが自分の甘さだなと痛感してはおりますが、、、

金曜日の朝は6:30~7:30まで"大人の道徳"のお勉強をしに行っています。

 

勉強会の最後には冒頭のフレーズを皆で発声して終わります。

それぞれの意味を広辞苑で引いてみました📗

 

朗らか

①うち開けて明るく広々としたさま

②日や月の光がさして明るいさま

③事理に通じて明らかなさま

④心のはればれとしたさま。また、気持ち・性格が明るく楽しげなさま

 

安らか

①おだやかで無事なさま。安穏。

②ゆったりとして気楽なさま。

③心にかかることのないさま。安心できるさま。

④たやすいさま。

 

喜ぶ

①よろこぶこと。嬉しく思うこと。また、その気持ち。

②祝いごと。慶事。また、祝いの言葉。

③礼を述べること。謝すること。特に、官位昇進の謝礼。

④出産。

 

進む

おのずと湧いて来る勢いに乗って信仰・行動する意。

①前へ出る。前へ行く。進行する。前進する。

②年かさがまさる。年をとる。年月を経る。

③程度がまさる。すぐれる。上達する。進歩する。

④程度がはなはだしくなる。

⑤地位・段階があがる。昇進する。

⑥自然にあふれ出る。こぼれる。

⑦心が先へはやる。せく。また、積極的にそうしようとする。

⑧盛んになる。増進する。

⑨物事がはかどる。進展する。進捗する。

⑩仕官する。出仕する。

11,ある目標へ向かう。

12,時計が標準時間より早くなる

 

高校時代、所属していた剣道部の部訓が進取という言葉でした。

"進取:みずから進んで事をなすこと”という意味です。

今になって、大変いい部訓であるなぁと感じ入ります。

 

マーカーを引いた部分、それぞれの意味を拾い上げていくと、

今日も明るく楽しく、穏やかに、喜んで、積極的に働こう

ということになります。

 

意味としては簡単ですよね??

ところが、これを実践しようとするなんと難しいことか。

 

「今日は休みたいな」「会社行きたくないな」「仕事のトラブルがあったら嫌だなぁ」「クレーマーの様なお客さんが来たらどうしよう」「売上足りなかったらどうしよう」。。。etc

 

仕事上の悩みや不安、嫌なことは数え上げればキリがありません。

 

だからと言って、

嫌そうな顔をしている人のところへ仕事がやってくるでしょうか?

働きたくないなぁと思っている人へ仕事を頼み、報酬を支払いたいと思うでしょうか?

そもそも、暗くつまらない顔をしている人の所へ集まりたいと思うでしょうか?

 

一部、そういう人はいるかもしれません。

 

でも大抵の人は、

毎日明るく、楽しく、穏やかに、積極的に仕事している人に仕事をお願いしたいと思うはずです。

 

"朗らかに 安らかに 喜んで 進んで"

という冒頭のフレーズ。

実は順番も非常に大事です。

 

"朗らかに"が一番先頭に来ています。

つまり、"明朗"=性格・気持ちが明るく楽しげであることが一番優先され、重要であり、根幹なのです。

 

「いつも大きな声で喋らなきゃいけない」とか

「いつでも気さくに自分から話しかけなきゃいけない」とか

「誰でも彼でも声をかけてお喋りしなきゃいけない」とか言うんじゃないんです。

 

思い返してみて下さい。

 

教室や職場で、いつも喋り散らかしてる訳じゃなくて割と大人しめなんだけど、話しかけるととっても気さくで愛嬌があって話しやすい人っていませんでしたか?

心のバリケードがないというか、来るもの拒まずみたいな包容力のある雰囲気の人。

 

「話しかけても否定されないだろう」って思えるのでつい話しかけちゃうし、相談しちゃうし、頼っちゃう。

 

元気・賑やかしい・騒がしいとは違う、明るくておおらかで穏やか。

それが明朗なのだと思います。

 

明朗な人のところには人が集まります。

人が集まる人には仕事が集まります。

 

人のことを都合よく使ってくる人もおりますが、、、

( そうならないように自分も気をつけよう、、、)

 

よく仕事を頼まれると言うことは「自分は明朗である」と言うことの

ある程度の証明ではないでしょうか。

 

早朝の雷門

早朝の雷門

 

さて、この明朗

明朗な心持ちこそが、健康な身体の元であり、家族が健やかに過ごす元であり、事業が順調に遂行される元であると言われます。

 

心配性や憂うつ性が過ぎると何をしてもうまくいかなくなるとか。

もちろんあらゆる可能性を考慮し、リスクヘッジすることは重要なことです。

 

心配性・憂うつ性の人には特徴がある様です。

・寝つきが悪い

・目覚めが悪い

・する事なす事食い違う

・仕事が捗らない(勘定が食い違う、交渉がまとまらない、店に人がこない,

売れ行きが悪い・・・など)

 

これは心の配り方=心配の仕方が悪いんだそう。

暗い方向に心を配りすぎている状態です。

 

理屈や機序は説明ができませんが、確かに悪いイメージばかり持っていると物事が悪い方向に進んでいく感覚は身に覚えがあるところです。

 

<明朗になる実践方法>

  • 明るい声を出す(大声ではない)
  • 上を向く、空を仰ぐ
  • 胸を張る、腰を真っ直ぐに伸ばす
  • 足を高く上げて大股で歩く
  • 体を動かす
  • 窓を開ける
  • 家を明るくする
  • 朝型生活にする
などなど、、、
 
どうやら自然光の下で、アクティブなことをするのが良さそうです。
行動そのものをアクティブに変えることで心持ちも明るくなり、明朗さの好循環が生まれるのではないでしょうか。
 
むしろ、これは昨今注目される「フレイル予防」にも繋がりますね。
フレイルについてはまた今度紹介しますが、簡単に言うと「日常生活にも支障をきたす程の老化から来る衰えや虚弱状態」です。
 
しっかりと太陽光を浴びてビタミンDを作り、カルシウムの吸収を促すことで骨を丈夫にします。
太陽光はセロトニンの分泌も促します。
セロトニンは夜になるとメラトニンの分泌を促し、1日の体調のリズムを整えます。
自律神経を正しく働かせることで日中は交感神経が優位になり活動的に、夜は副交感神経優位になり休息モードになります。
足を大きく動かして歩くことで下半身の筋肉を強くします。
人間が行動する際、大半は「歩くこと」、足を使って移動することが中心になります。
移動ができれば人間の行動範囲は格段に広がります。
いろんなことができるようになります。
するとどうでしょう。
人生が豊かになっていくような気がしませんか?
 
ちなみに筋肉が衰えることで認知症状を促進するマイオカイン(筋肉から分泌されるホルモンの一種)が分泌されるようです。
確かに言われてみれば筋肉ムキムキの認知症患者さんってあんまり見たことないですよね😳
 
あら不思議。
心の持ちようの話題ってなんだかスピリチュアルと思っていたことが、やっぱり明朗さって肉体的にも精神的にも健康に繋がっていくではありませんか。
 
ダンスもそう。
漫画もそう。
旅行もそう。
美味しいご飯を食べるのもそう。
 
全ての娯楽やユーモアは明るく朗らかになるためにあります。
すこーしずつ、ひとつずつでいいのです。
生活や心の持ちようを明るく朗らかな方へ変えて行ってみようではありませんか。
 
ちょっと長くなりましたが、今回は真面目なお話を綴ってみました。
 
最後に締めの言葉です。
明朗は万善のもと
明るく朗らかに参りましょう
 
それではみなさん、ごきげんよう(・∀・)