まあ、お綺麗な先生です。
この先生の授業を20歳前後の男子大学生は
本当に授業に集中できているんでしょうか。
ま、選ばれし秀才ばかりの教室で、
それはいらん心配ですけど。
「ストレスは多くの病気の元であり、健康の阻害要因。
なるべく避けることが、健康で長生きの秘訣」
僕はこれまでそう思っていましたし、
同じように思っている人も多くいると思います。
しかしこの本は真逆の研究結果を丁寧に説明しています。
これまでに行われていたストレスに対する
健康被害を調べるためのラットの実験では
確かに健康被害があることが証明されているようです。
しかしそれはラット用ランニングマシーンで
限界まで走らせたうえに、水責め状態で泳がせる。
そりゃ強烈なストレスですが、一般の人間が
社会生活で感じるストレスをはるかに超えており、
人の場合と同一に論じることの矛盾を解いています。
また、ストレスから逃げずに積極的に立ち向かおうとすることが
幸福感や、健康増進につながると結論付けています。
逆にストレスから長年逃げてしまうと鬱になりやすいとも
指摘しています。
確かに、年齢を重ねても例えば仕事を忙しくされている方は、
隠居してゆっくりされている方よりも不幸かと言えば
僕は逆のように感じています。
心理学の立場から、ストレスに対する向かい方を丁寧に
検証していく内容。
ストレスというものを一度考える機会になれば
いいんじゃないでしょうか。