「公的年金は既に 破綻しています」
大塚耕平前公正労働副大臣の言葉から始まるこの本は
全編において妙に説得力がある。
就筆にあたってそれぞれの意見の束ね方が上手く、
数字の裏付けを常に忘れないので、読んでいて、白けない。
大阪の人気番組、「たかじんの、そこまで言って委員会」 では、
ツワモノ達を相手に、たまに、感情的になったりもしますが、
僕は好きなジャーナリストです。
「増税より、景気回復が先 という嘘」
これは僕も、同感。 (下は引用ではありません)
景気が回復したとしても、所得の上げようがない
年金生活者の人にとっては特に
インフレ状態では、使える金が目減りしていくだけなので、
とても消費増税は歓迎されないでしょう。
しかも折角、景気が上向いてきたのにブレーキをかけるな!!
と、マスコミは大合唱することも間違いないでしょう。
「消費税を思い切ってあげた上で、年金の徴収をやめるべき。」
僕は本気でそう思ってます。