前回のつづき
今日のデートは中間地点を探索して
その街の雰囲気を感じることが目的らしい
彼に指定された中間地点の駅に着き、
車に乗り込むと彼に
・それぞれの条件や優先したい項目
・それぞれの現在の状況
・駅からお互いの会社までの通勤時間
などを一覧にまとめたA4の紙を見せてくれた
す、すごい！！！！
一覧になっていることで
とても分かりやすい！！！！
真面目な彼の性格が表れている
私には絶対にできない
どんな目的で探索するか少し相談し、
まずはぐるっと周ってみることに
途中お昼を挟みながらも3つの市を
周ってみた結果......
どこもパッとしないし、
車ありきな市だったり、
私達の望む街ではないかもね～となった
そしてここで事件が起きる
この日もとても暑い日だった
長時間助手席に座っていて
車内はエアコンをかけてくれていたけど、
太陽の光がガンガン入ってきていた
暑いなぁ
と思っていたけど、
だんだん気持ち悪くなってきて
車酔いみたいな感じになってしまった
頭痛もしてきて脈打ってる感じ
ヤバい...
彼の言葉もだんだん耳に入らなくなってきて
話す余裕がなくなってきた
しばらく無言が続き、限界を感じて
「気持ち悪い」
と彼に素直に伝えるとすぐに
「休めるところに行こう！」
と言ってくれた
けど、お店に入って休憩とかもできない位に
頭もフラフラしてきたから
「歩けないかも...」
と伝えると、
冷静に近場のコンビニを探してくれて
幸いにもすぐ近くにコンビニが見つかり、
日影になってるところに停めてくれた
シートを倒して窓も全開にしてくれて
薬と水を買いに行ってくれた
「時間は気にしなくていいから
楽になるまで横になりな。
僕の運転のせいだね、ごめんね」
て。
いや、なんで彼が謝るの
せっかく街の雰囲気散策の日なのに...
なんで体調悪くなるかな
薬飲んで少し横になっていたら
めまいは治まってきた
起き上がると
「まだ寝とき！」
って...優しすぎる
今まで体調悪いときでも
一人で何とかしてきたし
か弱くないのに...
こんなに人に甘えるって安心するし
楽なんだ！と気付いた
しばらくすると薬のお陰もあって復活！！！
元気になった私を見て
「良かった～安心した」
と心の底から言っている彼の顔を見て
なんだかキュン。
優しい人だね。
元気になったところで
居住地について改めて会議
「ももちゃんの身体を一番に優先したい。
僕の通勤時間のことを気にしてくれるのは
有り難いけど、大丈夫だから。
今の生活リズムや環境を大きく変えると
ももちゃん大変だと思うし、
実家も近い方がこれから何かと
いいと思うから西の方で探そう」
と言ってくれた。
4年前、彼は本社へ出向しており
生活リズムが変わったことで
慣れるまでにすごく時間がかかったそう
その経験もあり、私の気持ちを汲んでくれたみたい
ずっと一人で考えていた問題を
自分事のように一緒に考えてくれて
当然のように問題を二人ごとにしてくれる彼
会社辞めなくていいんだ
環境変えなくていいんだ
なんだか心が一気にス～ッと軽くなった
ありがとう...
私は拠点を合わせてくれた彼に
彼は彼の通勤時間を気にしていた私に
お互いがお互いに
気遣ってくれてありがとう
を何度も伝え合った
ホント感謝しかないよ...
てか、今日一日ずっとありがとうだよ
「体調悪くなっちゃってごめんね」
て、言ったら
「体調悪くなることは
悪いことじゃないから謝らないで
」
と
優男。
彼は一定のテンションで
あまり感情を表に出すタイプではないし
お喋りでもない
でも私にはない優しさや冷静さを持ってる
それに
「家庭を優先に考えたい」
とはっきり言ってくれる人。
何か問題に直面しても彼となら
乗り越えていけそうだな。
と思えたし、
どちらか一方が相手に頼る関係性ではなく、
お互いが支え合っていけそうだな、と思った。
結婚ってチームを組む感覚なのかな
これからも二人で色んなこと乗り越えていきたいな
頑張るぞ！！！！