はあい!

南野陽子、すごい!

美しい!綺麗!かわいい!自虐ネタのMCも楽しい!

満員のNHKホールのライブに大満足のカイルです。

 

ここから、ネタバレ・感想・セットリストです。

 

とにかく、南野陽子のイメージディレクターとしての手腕というか、

やりたいイメージが明確で、それを実現したスタッフの努力が凄い!

1秒たりとも観客を飽きさせることなく

ひたすら40周年、約10年ぶりのライブということを意識して

徹底してエンタメに昇華!

ナンノのやりたいことがたくさん実現できたステージだったと思います。

 

バンド編成は、通常セットにサックスとバイオリンを配置。

これが実によい形でサウンドを盛り上げます。

ダンサーはなんちゃってで、紹介もなく終わっちゃったけど、まあ、いいでしょ。

 

基本的には、全シングルを披露。

冒頭の「はいからさんが通る」は、映画の様子をスクリーンに流して

それと同じ衣装でまさかの自転車でステージに登場!

そのあと、衣装の早替えに挑戦して

あっという間にピンクのドレスに変身して

「話しかけたかった」を披露。

 

シングルヒットをメドレー次々に披露するなか

MCで、アイドル当時は忙しくて

歌番組などで一緒になってもほとんど話す時間がなかった。

むしろ今になっての方が、ゆっくり話せてる…

など、菊池桃子との交遊関係を披露。

 

そして、同じ85年組の本田美奈子(堀越学園で仲良しだった)や

中山美穂の名前を出して、

当時は忙しくて時間がなかったけど、今なら色々話せるのに…

という主旨のことに触れて、

スケバン刑事のメドレーへ。

 

バイオリンとサックスのアレンジが効いていて、

おそらく来生たかお、来生えつこ作品では初となるであろう

ダンサーが登場して「さよならのめまい」からスタート。

「悲しみモニュメント」「風のマドリガル」の3部作。

 

カイル、MCの影響もあって、この3部作中、思わず涙がでてしまいました。

「あの頃はこうだったけど、今だったら…でもそれができないことのせつなさ」。

3曲ともマイナー調の曲なので、そういった気持ちがより増したのかもしれません。

 

それにしても、当時の衣裳を再現(「サイズは違うけど」などの自虐も楽しい)していて

また、たくさんのVTRともに、

ファンを楽しませよう!という南野陽子の強い意志が感じられて

とっても満足。

 

後半は、カンボジアの親善大使をやっていること、女子大の客員教授になることなど

真摯な現在の様子についてもトーク。

やはり、ちゃんと活動を続けることって、こういうことに繋がってくんだなあ、なんて思いました。

 

しかし、アンコールの後の、

延々と続く、映画のエンドロールを模したエンドロール。

 

これが、「え?まさかこれで終わりじゃないでしょう?

まさかこれで終わったら、大暴動になるんじゃ…」

というぐらい力の入ったエンドロールのVTRだったので

「アンコール」の叫びが鳴り響く中、きっとこれで終わりじゃない、

きっともう1曲歌ってくれる。

でも、もうシングル全部歌ってるから、何を歌うんだろう…とファンがモヤモヤする中…

 

VTR終了と共に、南野陽子が少しだけ現われて手を振って終わり(MC無し)。

 

…おかげで、暴動にはならずに、「まあ、ナンノだから、こんな終わり方なのかもね」

という気分で帰路についた満員のファンたちでした。

 

男性が9割、みんな40代後半~60代前半という感じでしたね。

 

「瞳の中の未来」(「トラブルメーカー」と両A面)など珍しい歌も披露。

この曲、上田知華作曲なんだ、びっくり!


とにもかくにも、ナンノのやりたいことができてよかった!

最後のアルバムは、ほぼ本人の作詞作曲なんですよね。凄いなあ。80年代ではただ1人じゃないでしょうか…

…と思いながらまたライブをやってくれることを期待して

Sparklingなひとときを!