はあい!
英国アカデミー賞やゴールデングロブ賞2024で
主演男優賞や助演女優賞にノミネートした
アマプラ映画「ソルトバーン」を見たカイルです。
結構話題になっていたので、観てみたのですが
まあビックリな映画でした。
内容もですが、
2002年に英国2位のヒットとなった
ソフィーエリスベクスターの「Murder on the Dancefloor」が
この映画のエンディングに使われて、
Tiktokを中心に大席巻。再び英国2位に浮上。
全米チャートでも50位台にランクインするなどで話題になりました。
(曲自体は、おしゃれで毒のあるダンスポップ)
英国を中心に欧米の若者の間で、かなり流行った映画のようです。
ここからは、ネタバレ・感想です。
監督はエメラルドフェネル。
「プロミシングヤングウーマン」でアカデミー脚本賞を受賞してます。
主演は、バリーコーガン。
「イニシェリン島の精霊」で助演男優賞ノミネートの実力派。
どちらかというと、30歳前後の個性派怪奇俳優。
この2人が組んだら、そりゃもう、きれいなBL映画になるわけがありません(笑)
前半は、「君の名前で僕を呼んで」風の、ヨーロッパの
美しい邸宅や田園風景を背景にしたBLっぽい作り。
(といっても、主役のオリバーがあまりにも不気味で不細工な感じにしてるので
ティモシーシャラメを期待してはいけません・笑)
後半からは、ミステリー要素が増えて、
最後は、主役のオリバーが、「Murder on the Dancefloor」を流しながら
奥ゆかしい邸宅の中で、全裸で踊っておしまい、という映画です(笑)。
(このラストのインパクトが強く、バズったようです)
一言でいうと
「典型的な魔少年もの」×「BLテイスト」なのですが
なかには、お墓に埋まった相手に自慰行為や、
お月のものの血を吸うなど、
「こ、これって放映していいの??」
と思うようなすれすれの描写も。
出世作「聖なる鹿殺し」へのオマージュのように
鹿の角をかぶってるシーンも(笑)。
でも、全体的にはポップな作りで、なんとも不思議な作品でした。
助演女優賞にノミネートしたロザムンドパイクは
「ゴーンガール」でアカデミー主演女優賞にノミネートしてブレイク。
近作でゴールデングローブ賞も受賞。
カイルの好きな「ホイールオブタイム」でも主演してます。
オックスフォード卒の才色兼備の女優さんで、
個人的には「ゴシップガール」のセリーナの母親の女優さん、
ケリーラザフォードに似てる気がします(笑)
とにかく、きわめて英国的、キワモノ的な感じですが
映画好きな人、ヤバイけどポップなものが好きな人にはお勧めです。
では、「再ブレイク」という言葉は
英国でもあるんだな、と思いながらSparklingなひとときを!
英国アカデミー賞授賞式でのソフィーのパフォーマンス!
華やかでした。