はあい!

スイス航空の中で見た、気になっていた

「ホールドオーバーズ~置いてけぼりのホリデイ」

について書いてみたいカイルです。

 

地味な映画なのですが

ゴールデングローブ賞や、アカデミー賞にノミネートされて

評価の高い作品。

 

これも見てよかった。

映画館で見たかったなあ、と思いました。

 

作品としては、地味で、特にドラマティックな何かがあるわけでもなく

かといって淡々としすぎているわけでもなく。

登場人物はそれぞれ魅力的。

この作品も「パストライブズ」と同じで

ほぼ登場人物は3人です。

 

監督はアレクサンダーペイン。

さすがです。この手の映画を作らせたら、本当に上手だし

いい作品になる!

アカデミー脚色賞を受賞していた

「サイドウェイ」「ファミリーツリー」のほか

「ネブラスカ」と、印象に残る作品が多いです。

あれ?ふと気が付くと、中年男性が主人公が多いのかな。

 

そんな「サイドウェイ」でも主人公を務めた

ポールジアマッティが本作でも主演。

各賞で主演男優賞にノミネート、

見事ゴールデングローブ賞では受賞(ミュージカルコメディ部門)。

 

アカデミー助演女優賞受賞をはじめ

助演女優部門を総なめにしたのは、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ。

もともとは「ゴースト」の舞台版で活躍した女優さんです。

そんなに見せ場があったような気もしないんだけど、

見事に受賞しました。

 

そして、学生役を演じたドミニクセッサ。

70年のニューイングランドの寄宿学校が舞台なので

美しいシーンが多いです。

 

特に大きな何かがあるわけでもないのに、

それぞれ個性的なキャラクターを泳がせて

映画として1本の作品になるって、本当すごい。

 

商業的に大成功する映画でないのはそうだとして、

ちゃんと資金を集めて映画としてリリースできるって

凄いなあ、と思います。

そういった映画がちゃんと制作されるのが嬉しいし、

需要があるのがまた凄い!

そしてそういう映画を作れる監督やプロデューサーがちゃんといるのが凄い!

 

…ということで、地味な映画ですが

これからくる冬のリビングでのんびり見るのに

ちょうどよい映画だと思いました。

それでは、

毎回、映画のレビュー記事は、感想と解説が

中途半端になっちゃうなあ、と思いながらSparklingなひとときを!