はあい!
80年代当時、山田太一原作、大林信彦監督の映画
「異人たちの夏」は見てなかったカイルです。
名取裕子や片岡鶴太郎主演の、幽霊に関する映画…
ぐらいの知識しかありませんでした。
それを、英国のアンドリュー・ヘイ監督がこの時代に映画化。
見事英国アカデミー賞で
監督賞、助演男優賞、助演女優賞、脚色賞などにノミネート。
監督は、「ウィークエンド」でデビュー。
「さざなみ」でシャーロットランプリングがアカデミー賞にノミネートなど
過去に実績もありましたが、本作で一気に人気監督の仲間入り。
登場人物は4人のみ。
◆アンドリュースコット
…「シャーロック」のモリアティ教授でブレイク。
「007スペクター」「1917」など。「パレードへようこそ」で英国アカデミー賞ノミネート。
◆ポールメスカル
…「アフターサン」でアカデミー賞ノミネート。
◆クレアフォイ
…「ザ・クラウン」でエリザベス女王役でゴールデングローブ賞、エミー賞受賞。
◆ジェイミーベル
…あの「リトルダンサー」の男の子!英国アカデミー賞受賞。
ここからネタバレ・感想です。
現実なのか、妄想なのか、
どういう世界設定なのか、よくわからないまま、
そして答えのないまま映画は始まり、そして終わります。
極めてヨーロッパ的。
そのせいか、日本での口コミは今一つのようです。
たしかに、濃厚なラブシーンはそこまで必要じゃなかったのかな、
と思いつつ、
とにかく、これは親子愛の映画なんですねー。
そこに感情移入できれば、涙涙だと思います。
劇中で親子で歌うのが
ペットショップボーイズの「オールウェイズオンマイマインド」。
もともとはエルビスプレスリーのカバーですが
この曲がこんな使われ方をされるなんて!
この曲の新たな解釈、魅力が出たシーンでした。
それでは、ラストでようやく話の全容がわかった気になりながら
Sparklingなひとときを!