はあい!
2024アカデミー賞を総なめにした3時間に及ぶ
映画「オッペンハイマー」を観てきたカイルです。
いやあ、見て良かった。
ここ数年の中では、
もっとも「アカデミー賞作品賞」受賞にふさわしい!
と思った映画です。
過去のクリストファーノーラン監督の映画と比較すると
エンターテイメント商業作品的な色合いが抑えめで
玄人好みする作りになっているので
「わかりやすいアメリカンエンタメムービー」
ではありません。
展開も、時間軸が複雑で登場人物も多く
「途中で理解するのを諦める」人も少なくないんじゃないかな、と思います。
でも、3時間絶えず続く緊張感があり、
なんとか「理解しよう」という気持ちを保ち続けられます。
そして、日本人にとっては興味を持って見れる場面も描かれていて、
ラストの展開はまた意外な方向へ。
ここからネタバレです。
最後は、それなりに「ああ、よかった」という終わり方になっているのですが、
気になったのは、終盤でロバートダウニーJRが演じたグローヴスの独白シーン。
映画的には悪者として描かれていましたが
もしグローヴスの見立てが真実だったら…。
グローヴスが「敗北」するシーンは明確に描かれていないので
そういった余韻を残しつつ映画が終了するのも、
秀逸だと思いました。
そして、なんといっても俳優陣が豪華!
超意外な俳優が、トルーマン大統領を演じてます。
アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集賞、撮影賞などを受賞のうえ、
・キリアンマーフィ―(「インセプション」で眠ってた人:アカデミー主演男優賞)
・ロバートダウニーJr(「アイアンマン」:アカデミー助演男優賞)
・エミリーブラント(アカデミー助演女優賞ノミネート)
・ゲイリーオールドマン(「チャーチル」で主演男優賞受賞)=トルーマン大統領役!
・ケイシーアフレック(「マンチェスターバイザシー」で主演男優賞受賞)
・ラミマレッ(「ボヘミアンラプソディ」で主演男優賞受賞)
・ケネスブラナー(「ベルファスト」で監督賞ほかノミネート)
・マットデイモン(「オデッセイ」他で主演男優賞ノミネート)
・フローレンスビュー(「わたしの若草物語」で助演女優賞ノミネート)
・トムコンティ(「ルーベンルーベン」で主演男優賞ノミネート:アインシュタイン役)
あたりに加え
・ジョシュハートネット(作品中、唯一の圧倒的イケメン)
・ジェームズレマー(「セックスアンドザシティ」のサマンサの恋人リチャード)
・オールデンエアエンライク(「ハンソロ」の若い時の主演)
・ジェイソンクラーク(聴聞会で詰問する検事のような弁護士)
・デインデハーン(端正な顔立ちの陸軍技官)
・ジャッククエイド(メグライアンの息子)
・グスタフスカルスガルド(アレクサンダースカルスガルドの弟で「ヴァイキング」のロキ)
・デヴィッドクラムホルツ(ドラマ「NUMBERS」の主演)
・ベニーサフディ(「リコリスピザ」出演。水爆の父役)
など、凄い俳優数だなあ。
ということで、必見の映画だと思いながら
Sparklingなひとときを!