はあい!

早く春が来ないかな、と思うカイルです。

 

アカデミー賞にもノミネート、

既にゴールデングローブ賞を受賞している映画

「哀れなるものたち」を観てきました。

 

まー、予想のはるか上をいく、ぶっとんだ映画でした。

とにかく「性(SEX)」。

でも主旨としては「フェミニズム」「知性ある生き物である人はどう生きるのか」

といったことがテーマの映画だと思いました。

作りこまれた世界観。

1900年代初頭なのか、はたまた近未来なのか。

美術や衣装は本当にすごい!

こういう作りこまれたヨーロッパ風の世界観は大好きです。

 

そう、きわめてヨーロッパ的な映画です。

監督は、ギリシャ人のヨルゴスランティモス。

「女王陛下のお気に入り」「ロブスター」「聖なる鹿殺し」など

一癖も二癖もある作品が特徴。

 

なので、

「ラ・ラ・ランド」のエマストーンが主人公なんだ!とか、

「アベンジャーズ」のハルク役、マークラファロが出演してるんだ、

なんていう気軽な気持ちで見たら、大違いのR18指定の映画です。

 

アカデミー賞は、受賞はしないと予測しますが

作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚色賞ほか各賞にノミネート。

 

すっかり本格女優となって出演する映画は軒並みノミネートする

エマストーンには主演女優賞を上げたくなるほどの演技でしたが

「ラ・ラ・ランド」で受賞してるし、きっと

「キラーズオブフラワームーン」のリリー・グラッドストーンが

受賞するんだろうなあ・・・

 

とにかく、観るなら覚悟して観るべき映画だと思いました。

一言でいうとブラックコメディの部類になるんでしょうけども

その枠には当てはまらない怪作だと思います。

 

それでは、「Saltburn」が気になりながら

同じぐらいイカれてる映画らしいので

躊躇しながらSparklingなひとときを!